ひとりぼっちの恐竜が静かに眠っている、
不思議な夜の話をしようよ。
尋ねてみれば恐竜は毛布に包まって、
私の様子を伺うだけだった。
何億年も前に失ったあの藍を、
綺麗な侭でずっと残せたら、
永遠に変わってゆく。
化石にはならないで。
しあわせを憶えていて。
思い出の底に埋まって、消えないで欲しいだけ。
視界がぼやけるのは、優しい熱の所為だった。
歪な生命が滅んでしまう迄、
忘れたくないから。
彗星みたいに一瞬の幸福を過ごしている。
ふたりぼっちじゃ淋しくもないよ。
尋ねてみれば恐竜は天国へ征くんだって。
私も優しく頷くだけだった。
考古学者でさえも解けぬような約束を、
褪せないようにずっと守れたら、
永遠は叶っていく。
憂鬱にならないで。
ゆめうつつを思い出して。
淋しさと踊るふたりだけの国へ逃げるのさ。
視界に映る君の、優しい熱だけ抱いていたい。
虚ろな人生に花を添えるように、
祈っているだけなのに。
化石にはならないで。
永遠を憶えていて。
心臓の底に燈って燃えている灯火で、
視界がぼやけるほど確かな蜃気楼だった。
ふたりの運命が終わる筈ない事、
解っているんだ。
地球消滅の数秒前も、
欠伸をするほど呑気な
君の性格が羨ましいよ。
宇宙誕生後何億回も、
ふたりが生まれ変わっても
変わらない温度を捜すから。
「ふたりでいよう。」
- Lyricist
nekoze
- Composer
nekoze
Listen to Don't turn into a fossil. (feat. KAGAMINE RIN) by nekoze
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Don't turn into a fossil. (feat. KAGAMINE RIN)
nekoze
Artwork : Madara jyan
Artist Profile
nekoze
VOCALOID producer. Born on February 20, 2003. In January 2021, he posted "Dinner" on YouTube and niconico and started his music career. Since then, he has been writing all the lyrics and arranging the songs himself. It is characterized by the construction of a world view with literary lyrics and memorabilia-like piano sounds, as well as the detailed foreshadowing hidden in the songs. On February 20, 2024, the mini album "The Breathing of the Planet, The Gravity of Heaven." will be released.
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KAGAMINE RIN