Falling Down

新型コロナウイルスが世界を侵食する最中、スタートを切ったWorld Ocean。全てのことに規制がかかり、ライブは愚か、スタジオに入ることも許されない状況下で書かれた一曲。自宅に篭り、ただひたすらにピアノと睨み合う日々。バンドのフロントマンであるSoutaはWorld Oceanの由来である海を思い浮かべていた。空高くから見る大洋は、青く澄み渡り、全てを包み込む壮大さを持つ。しかし、海に向かい落ちていけば、それは全てをも引き摺り込む黒に変わる。そこに彼は愛の形を感じた。深く知れば知るほど、引き摺り込まれる愛を、ロックに乗せ、繊細かつ大胆に表現した。
「既存する英詩のロックバンドと被ることをずっと忌み嫌っていたんだ。だからローテンポにしてもっと軽い音でやっていたんだけどね。だけどある時ふと思ったんだ。忌み嫌うものに囚われていてはなにも表現することはできない。自分達から出てくる全ての音を真っ直ぐ曲にしようって。」
経験が浅く、まだ未熟な彼らだからこそ出せるそのサウンド。世界を目指す彼らが繰り出す第一作目。First demo single "Falling Down"