Lyric

よだかは実に醜い鳥です

敵ばかりの世の中　遮られた言葉は

放置され届かず　きっと　このまま

「お前じゃ無理」 陰口　蔑み

でも意思を曲げる気はない

誰にさえも慣れずに　雨降り

たまに独りで嘆く日

強さがあればと欲したが

僕よりも弱い虫たちがいる

彼らを食べて生きていることに

辛くて胸がとても痛い

真っ赤な山と　オリオン座

訪ねても相手にされなかった

落ち込んだが　もう一度　飛んだ

最後まで戦った　鳥の唄

急に居なくなるなよ

残されたカワセミの気持ちは

宇宙の始まりと一緒さ

誰も知らずに世界は動く

時を超えるすべはもっていなくて

太陽と涙で　闇を薄めてた

そしてよだかは

美しく燃え続けた

ピンク色の儚い笑顔

癖っ毛の治らない黄色

凛とした白い蝶々

何色でもない　あなた

爪の丸い小さな龍と

柔らかい羽根を持つ鳥

僕は言葉を紡ぐ能力

君は綺麗な音色を奏でる

東と西の似たもの同士は

ボロボロな本心を大事にした

渡ろうと思った信号機はすぐ点滅する

結局渡れず　でも待ったおかげで

同じ道を行く君と出会えた

省かれ者の　温もりが

ここに　居ていい理由をくれた

朝日や星空を訪ねなくても

2人の形がきっと正しさ

思い届けると音にも込める

怯えても僕らは　大きく飛べる

隠されたままの　残酷な涙は

音楽でどこまで拭えるのかな

宛名のない手紙を

音符の編み目　セリフのカケラ

不可思議な声　かすかだが聞こえた

「死にたくない　世界征服やめた」

一度きりの人生だろ

シャッターを切って　残せたら…

干渉を受けない場所が

憧れの目的地だった

孤独の外からそよ風が

そこに君の居場所があるはず

「お前ならきっとできる」

燃え尽きるまで　駆け抜ける

燃え尽きるまで　駆け抜けろ

「自分じゃできない」

それが無理の答えだ

「お前だからできる」

平等を正しいとする人間なら

どこにだって同じ命があるはず

ほら　ここに

この声の届け先に