

ざらついた温度を
ガラス瓶に溶かして
非行的な情緒が
弔いを撫でる
下弦の隙間を書きなぞって
あの日のシナリオと
照らして想い馳せる
深い眠りの中また会えたら
同じ夢をみて
繋いだ運命は 琥珀のように
透明な色してる
濃紺な空に浮かんだ星は
優しく満ちた月と
微笑み合ってる
桃色に彩る季節を前に泣いた
色褪せないように
抱えた言葉と
冷たい部屋の片隅
閉ざした記憶に
挟んである栞には
『待っているから』
唄ってる よみがえる
不定期な心拍音
君の言葉だけが
徒然なるまま
思い出せそうな残像が
どこまでもすり抜けていく
確かに移った体温は
儚く消えたような
深い眠りの中
浮かんでは落ちてく
繋いだ運命は 琥珀のように
透明な色してる
濃紺な空に浮かんだ星は
優しく満ちた月と
微笑み合ってる
桃色に彩る季節を前に泣いた
色褪せないように
抱えた言葉と
冷たい部屋の片隅
閉ざした記憶も
この栞も忘れずに
笑っているから
桃色に彩る季節を前に笑えた
- 作詞者
ムラサキチハヤ
- 作曲者
ムラサキチハヤ
- プロデューサー
ムラサキチハヤ
- ギター
ムラサキチハヤ
- ベースギター
ムラサキチハヤ
- シンセサイザー
ムラサキチハヤ
- ボーカル
ムラサキチハヤ

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- 1
ヴィランの証明
ムラサキチハヤ
- 2
脳に潜む
ムラサキチハヤ
- 3
レリックマリー
ムラサキチハヤ
- 4
そなたは美しかった
ムラサキチハヤ
- 5
銃で撃たれる夢
ムラサキチハヤ
- ⚫︎
眠り儚く栞
ムラサキチハヤ
夢か現かもわからない、ここはただ、悪夢の始まり。
ひび割れた夜の片隅で、あなたが居場所を失くした時、この6つの歌が耳元でささやくだろう――「悪夢でもいい、ここにいていいんだ」と。
ムラサキチハヤが描く 『悪夢の方程式』 は、孤独や破滅の中にひそむ美しさを解き明かすための小さな標本箱。
知性と毒を帯びたヴィランが北叟笑む「ヴィランの証明」、脳裏を支配する狂気のパラサイト「脳に潜む」、
80年代のネオンに潜む儚さと愛が灰になるまでを描いた「レリックマリー」。
そして、哀しみさえ抱きしめて優しく溶けていく旋律「そなたは美しかった」、死生観の狭間で美しく撃ち抜かれる「銃で撃たれる夢」、
静かな眠りの底で記憶と再会するアンビエントな「眠り儚く栞」。
どの曲にも、ひび割れた言葉や滲む涙の先に、うすく笑う“救い”の影がある。
それは、居場所のない者にこそ訪れる、歪んだ救済なのかもしれない。
ここは悪夢の始まり。
しかし、たしかに悪夢は、あなたが唯一帰れる場所でもある。
さあ、悪夢の方程式をほどいて、あなた自身の答えを見つけて。
アーティスト情報
ムラサキチハヤ
夢と現実の狭間を彷徨い、死生観や希死観念を詩的に描くシンガーソングライター。 破滅の中に美を見出し、張り裂けそうな哲学をメロウに響かせる独自の世界観が特徴。 民族楽器を駆使しレトロなシンセサイザーを組み合わせたサウンドはどこか懐かしく、しかし残酷なまでに美しい幻想を紡ぐ音の標本箱。 2024年9月より、1st Single『銃で撃たれる夢』をリリースし活動を開始した。
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ALTA. RECORDS