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【解説 - Silly BOY (ONE VINYL BEATS)】
「妄想」はやがて「行動」に、「行動」はやがて「現実」に変わる。
この曲のキーワードとして提示されているこの言葉は、ただのキャッチーなフレーズじゃない。
むしろ人が夢を形にしていくうえで、避けて通れない「本質」そのものだと思う。
結局のところ、すべての始まりは「想像すること」だと思う。
頭の中で「こうなったら面白いな」「こんな未来がいいな」と思い描くことこそが、現実を変える力になる。
つまり「妄想」は思考が現実化するための最初で最大の起爆剤なのだ。
でもこの曲は「妄想しろ!」と押しつけるんじゃなく「どうせ妄想するなら自分勝手に、楽しくやっちゃえばいい」と言ってくれてる。
誰かの目を気にして遠慮したり、大人ぶって安全な未来だけ考えたりするんじゃなくて、子どもの頃みたいに「なんでもアリ」の勢いで夢を描いていい。
そんな空気感が曲全体に漂っていて、聴いていると「もっと好きなように生きていいんじゃないか?」って気持ちにさせられる。
ジョン・レノンがImagineで「想像してごらん」と呼びかけたように、この曲もまた「妄想してごらん」と言っている。
ただし、もっとラフで、もっと等身大で、もっと自分勝手に。
世界平和なんて壮大なテーマじゃなくても、自分の小さな未来を変える妄想からでいい。
そこから始まれば、誰だって自分だけの世界がつくれるはずだ。
と無責任な3名が無責任に言ってるところがこの曲の最大の魅力なのだ。
「MultiVerse」というタイトルが示すように、妄想の数だけ未来の可能性が広がっていく。
誰もが自分の世界を持っていて、そこに勝手にルールを作り、物語を描いていく。
そしてその妄想の世界が、行動を通して現実世界に少しずつ滲み出してきたとき、人生が変わる。
だからこそ、この曲は「妄想することを恐れるな」と語っている。
夢は真面目に考えるより、まずは自由に想い描くところから始まる。
その楽しさを思い出させてくれる一曲なのだ。
そう、無責任なほどに。
静岡のEast-Sideで自由にラップするビートメイカー ポジティブなHipHop文化とboombapビートを愛し、 思い立ったら何でも自分で創っちゃう静岡のビートメイカー。 主にSP-404mk2、FL Studioでビートを創っています。 代表曲は世界初の古畑任三郎をテーマにしたラップ「Old Field」