

この世界のすべての終焉に
想いを聴かせて
今の僕の姿は
忙しい君にどう映るの
明け方アスファルトに風が這う
街を縫うように
知らない誰かが肩に触れ
あの日の思い出さえ忘れさせて
いつか君はまた恋に落ち
意味のない行きずりの日々
街は今ターコイズに染まって
君はバラードになった
さよなら
老いたこの季節が
忘れていた匂いを浮かせば
眠れない夜の隣に
やけに君が笑うな
どれくらいの時間が
過ぎていこうと
君にはもう逢えないな
いつか君はまた恋に落ち
意味のない行きずりの日々
街は今ターコイズに染まって
君はバラードになった
いつか君はまた恋に落ち
意味のない行きずりの日々
街は今ターコイズに染まって
君はバラードになった
それでも僕はまた懲りずに時折
君を待ち浮かべてしまうけど
片隅にターコイズを残して
君はバラードになった
さよなら
- 作詞者
Ryoga Tohyama
- 作曲者
Ryoga Tohyama
- プロデューサー
Ryoga Tohyama
- レコーディングエンジニア
Ryoga Tohyama
- ミキシングエンジニア
伊永拓郎
- マスタリングエンジニア
伊永拓郎
- ギター
Ryoga Tohyama
- ベースギター
Ryoga Tohyama
- キーボード
倉澤 尚暉
- シンセサイザー
Ryoga Tohyama
- ボーカル
Ryoga Tohyama
- バックグラウンドボーカル
Ryoga Tohyama
- ピアノ
倉澤 尚暉

Ryoga Tohyama の“君はバラードになった”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
君はバラードになった
Ryoga Tohyama
記憶にしか存在しない「君」と、二度と届かない“さよなら”——
Ryoga Tohyamaの3rdシングル「君はバラードになった」は、愛と喪失の境界を描いた叙情的バラード。街の風景、季節の匂い、どこかで聞こえる足音——何気ない日常のなかに埋もれた感情のかけらを、静かにすくい上げていく。
音楽は淡く移ろい、時に拍子や調の変化を通して、感情の揺れや諦念を表現する。無言の想いが空気のように流れ、やがて聴き手自身の記憶と重なっていく。
ターコイズに染まる街と、「君」の残像。バラードという形を借りて、語られなかった気持ちが音楽になる瞬間が、ここにある。
アーティスト情報
Ryoga Tohyama
繊細なメロディと緻密なサウンドデザインを武器に、独自の音楽世界を築くシンガーソングライター/プロデューサー。ギターやピアノを基盤にしながらも、オーガニックな温もりとエレクトロニックの洗練が共存するサウンドを追求し、ジャンルの境界を曖昧にするような楽曲を生み出している。 自身の楽曲制作においては、ヴィンテージ感のあるアナログの質感と、現代的なプロダクションの融合を意識し、時間を超えて響く音を探求。音楽だけでなく、文学や映画からの影響も強く、歌詞には比喩や情景描写が多く用いられ、聴く人の記憶や感情と交差するような物語性を持つ。 そのサウンドと歌詞のスタイルは、特定のジャンルに縛られることなく、時にシンプルで温かく、時に鋭利で大胆な表現を行う。幅広い音楽的背景を持ちながらも、あくまで自身の美意識に忠実に音を紡ぎ、洗練されたプロダクションの中に人間らしい揺らぎを残すことを大切にしている。 すべての楽曲は自身で作詞・作曲・アレンジ・プロデュースを手がけ、楽器の演奏からサウンドデザインに至るまで細部にこだわる。その制作スタイルは、個人の感性を最大限に生かしながらも、聴く人それぞれの解釈が生まれる余白を残すことを重視している。 日常の断片や、言葉にならない感情を音楽に変換し、リスナーの内側に静かに響くような作品を生み出し続けている。
Ryoga Tohyamaの他のリリース