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瞑想のピアニスト、ウォン・ウィンツァンの美しすぎる即興曲集。静寂と躍動の中で、自由にやさしく、月の音階が魂に触れる。
「深く闇の森に ひとり佇めば ゆれる微光は すみずみに発し 現れし神なる造形に たましい奪われ 聴こえくる 森にひそむ あらゆる律動は それはそれぞれ さまざま 奏しながら 宇宙シンフォニーを 織り成し 月の音階を 贈る」― ウォン・ウィンツァン
ピアニスト、作曲家。1949年神戸にて、香港出身の父、日本と中国のハーフの母との間に生まれ、1歳より東京で育つ。19歳でミュージシャンのキャリアをスタートし、ジャズ、フュージョン、ソウル、前衛音楽などを演奏。87年、瞑想の体験をとおして自己の音楽の在り方を確信し、90年よりピアノソロ活動を開始。インディーズレーベル SATOWA MUSIC を発足、ファーストアルバム「フレグランス」がFMから火がつきロングセラーになる。以後コンスタントに30タイトル近くのアルバムをリリース。また、NHKスペシャル「家族の肖像」、BShiスペシャル「九寨溝」、Eテレ「こころの時代」、NHK「にっぽん紀行」「目撃!にっぽん」のテーマ曲でも知られている。コンサート、とくにインプロヴィゼーション (即興演奏)では、音の力でオーディエンスの深い意識とつながり、解き放たれた静寂な空間を創り出してゆく。超越意識で奏でる透明な音色に“瞑想のピアニスト”と呼ばれている。
SATOWA MUSIC