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オルタナティブロックバンド、the SUGARSTAR is CRYINGは1stアルバム「方舟のコモン」を配信リリースする。第68回グラミー賞にエントリーされた「ageha」、先行シングル「春」、カーペンターズも歌った「Superstar」のカバーを含む8曲を収録。1990'sオルタナ直撃世代による、当時の本物の空気を詰め込んだ古くて新しいアルバムとして生まれ変わった。
Radioheadが「Kid A」で変革を図り、ナンバーガールが解散した2000年代前半、the SUGARSTAR is CRYINGは作品を世界に届けたいと願い、プロモーション用に英語詞4曲、日本語詞4曲を含む計8曲入りのアルバムを制作した。国内のレコード会社のみならず、アメリカに渡ってレーベルに持ち込んだものの契約には至らず、アルバムは市場に流通することなく、お蔵入りしていた。
これら8曲は決して商業的とは言えなかったかもしれない。メインソングライターの荒井恵美(Vo/G)は、幼少期を日本、ガーナ、アメリカで過ごした経験から、四季の移ろいや、世代を超えて肉体に流れる記憶といった、日本特有の美意識や死生観を強く意識するようになり、それらを自作曲に落とし込んだ。彼女の歌を、重厚なギターロックサウンドに載せたバンドの演奏はアスリートのようにストイックで、甘く切ないラブソングも、観客と一緒にシンガロングできる曲も一切なかった(カバー除く)。だがそれらは逆説的に、時を問わず聴き手を揺さぶる普遍的な価値を持つことにつながった。
あれから20年、バンドは押入れの奥に眠っていた箱の蓋を開けた。手元に残っていたのはマスタリング済のマスター音源だけ。長年にわたり交流があるロックバンド「ピロカルピン」のギタリスト、岡田慎二郎氏をエンジニアに迎え、ビートルズの最後の新曲「Now And Then」でも使われたデミックス技術により、マスター音源からボーカルや各楽器の音を分離。精巧なリミックス、リマスターを施した。さらに、バンドの結成直後に生まれ、最も大切にしてきた楽曲「ageha」は新規レコーディングを行い再構築。最新の音響技術で組み立て直した7曲+「最も古い新曲」の計8曲を、現代に甦らせた。
2025年版「ageha」は第68回グラミー賞の最優秀ロックソング部門にエントリーされ、作品を世界に届けたいという願いの一部が実現した。
荒井恵美(Vo/Gt)、鶴田裕介(B/Vo)、伊富貴昌宏(Gt)によるオルタナティブロックバンド。日本、ガーナ、アメリカで幼少期を過ごした医師の荒井が作詞・作曲を手がける。四季の移ろいや、世代を超えて肉体に流れ続ける記憶といった日本特有の美意識・死生観をテーマにした楽曲を、叫びにも近い歌と鮮烈なギターサウンドで表現する。2000年、名古屋の大学の音楽サークルで出会った荒井と鶴田で結成。その後、伊富貴が加入して現在の形に。バンド名は、直截的な歌に砂糖をまぶして聴きやすくしたというジョン・レノンのエピソードに由来する。
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