僕らは不揃いさ
出会った頃から
追い抜き追い越されながら
桜舞うインクライン
嘗ての人が作った疏水は
高低差を乗り越えた
浪漫が文明を切りひらいてゆく
水力発電所を下る水と登る船
レールの上を歩きながら
うんと高い位置の君を引っ張る右手
歴史は動いているかい?
君の中で・・・
僕らはしっくりくる
何時間も語れる
昔の恋や昨日ことを話す
ときが埋まるくらい
嘗ての人が作った疏水は
一つから三つにふえた
豊かさが次の浪漫を生み続けてゆく
桜を植えた人を僕は知らない
誰もが主役の写真を撮る
毎朝じゃぐちを捻って飲む水も
当たり前じゃないって感じる
ここに居ると
水力発電所を下る水と登る船
レールの上を歩きながら
うんと高い位置の君を引っ張る右手
歴史は動いているかい?
君の中で・・・
僕の中で・・・
不揃いな影がかさなってゆく
インクライン
- 作詞
小倉悠吾
- 作曲
小倉悠吾
小倉悠吾 の“桜舞うインクライン”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
桜舞うインクライン
小倉悠吾
日本のシンガーソングライター小倉悠吾「桜舞うインクライン」は、2021年3月22日リリースの配信限定シングル第3弾。
一年前にMVとCDのみでリリースしたバージョンとは異なり、打ち込みベースで作ったトラックのドラムとベースを生でレコーディングし直し、バンドサウンドと元々のエレクトロなアレンジ、そして暖かな小倉悠吾本人のアコースティックギターが見事に融合したサウンドに仕上がった。
「桜舞うインクライン」は、 世界最長を誇る京都蹴上インクラインを舞台に、 琵琶湖疏水にかけた明治の人々の浪漫と文明、歴史という壮大なテーマを現代のラブソングに落とし込みました。
アーティスト情報
小倉悠吾
小倉悠吾は日本のシンガーソングライター。 レコーディングのほとんどを自身で行い、ライブスタイルはバンドと弾き語り、PCを使ったライブも展開。 2021年は毎月配信限定シングル、MVをリリースしており、リリースしたMVのほとんどがiTunes TOP10入り、TOP3にランクインしている。 2018年5月20日ロームシアター京都にてアルバム「ハイウェイ」レコ発ワンマンライブを開催。 2019年6月30日同日ロームシアター京都 野外広場にてアルバム「全てが崩れ去った後に」レコ発野外無料ワンマンライブを開催。 2020年1月京都Ragにて"令和に奏でるクリスマスアンプラグドライブ"豪華管弦楽とのワンマン公演を開催。 2022年2月5日京都府立文化芸術会館、ホールでのフルアルバムレコ発ライブを成功させた。 京都周遊フェス実行委員会メンバーとして、京都の音楽フェスにも携わる。
小倉悠吾の他のリリース
Music Office Cloud Records