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Kneeking Records / Written by 具鷲
広辞苑第七版の辞書の旅「いそ」から「うき」に至る章をもとに生まれた、言葉と肉体、信仰と痛みの交錯を描いた楽曲。
「磯巾着は肌に触れたらきっと気持ちいい」──
この一節から始まる物語は、
滲む墨と朝露のように、
人間の欲望と祈りを静かに結びつける。
「いそいそと浮き名を流す」から「一陽来復」へ。
書と詩と音が融け合い、
冬を越えて春を迎える魂の再生を歌う。
英詩 “Abu Ise – The Dictionary Pilgrimage" の邦楽版として、辞書の胎内で生まれた言葉たちが、音として新たな息を吹き込まれる。
― いそ うき。
それは、痛みによって癒やされる祈りの歌。
Kneeking Records(ニーキング・レコーズ)は、「辞書の旅」の魂を音楽で表現する独立系レーベルです。 設立者は、書道家・辞書の旅人・元キックボクシング世界王者の佐藤嘉洋(さとう よしひろ)。 2013年より日本語辞典を一頁ずつ読み解き、その語釈をもとに詩・音楽・書作品を創作する「辞書の旅」プロジェクトを展開。 日々の言葉の発見とともに、その記録は今もなお積み重ねられています。 ジャンルは、Reggae、J‑POP、R&B、Soul、House、Gospel、Funk、Ska、時にはPunk Rockまで多岐にわたり、 “耳心地のよいサウンド”を追求しながら、言葉のリズム、書と声の交差する唯一無二の音楽世界を発信しています。
Kneeking Records