倖せは何時も仄暗くて
気付いた頃にはもう
跡形も無いよ
無闇矢鱈の日々が尚も
情けない言葉を紡ぐが
無為無策を省みながら
目的地へ歩むのだろう
僕は小夜躍る朧月;
靄掛かる己の有様
満ち欠けの有る人生なのだと
裏付けていまだに生きている
消えた倖せを偲ぶ程に
遣る瀬無さを繕い
確証を求めた
狭い世界に、拡い惑いに
幾度泪零したのでしょう
漸く素直に成れたのです
選択肢はひとつしかない
僕は小夜躍る朧月;
不確かな己の有様
光っている内は美しいのだと
裏付けて今日を照らしている
僕は小夜躍る朧月;
欠けて逝く己の有様
其でも生きてりや満ちて往くと
裏付けてもう少し生きたいのだ:
拙くも、大事ないのちで。
- 作詞
霄
- 作曲
霄
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朧月
霄
唄:狼音アロ
曲:霄
絃:鑠琵
絵:kimi1