Timelessのジャケット写真

歌詞

Echoes

COBA5000

うざったいアピールはもういい 素性の知れないプロフィール

格安のプライド並ぶ Show Window ハイスピードなスワイプで逃避行

待ってるのは直のラブコール どんでん返しの脚本

誰も想像すらしてない ミスキャストなんてどう

奮い立つような Wave いつか乗りこなしてMake

風を読めるほど器用じゃないから マイクに息を吹きかける

センター Freeway 邪魔は入らないこのゲーム FishyなFlowでMaze泳ぐ

ひたすら探してる Check Point 全方位にEcho

温度のない返答 音沙汰なしよりはマシな演奏

惰性で鳴ってる音もまた美しく

Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo

ちょうどいい高さを知らない ちょうどいい深さを知らない

Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo

Echo Echo Echo

意味のないStealで何を証明したいんだ まるでLiar

見失った海岸 思い出せないぐらい離れちまったなもう

冷めた表情で見上げるヒエラルキー 頂上のリアリティ

のしかかりCracking どんなに世界がうまく偽っても

感じずにはいられない あるべき姿 とらえた奴と撃つ Sure Shot

理想のコードじゃないけど こうと決まれば 速攻のLaunch

システマティックに稼ぐカウントより 根拠ある数字にFriendy

トランジットなしで飛ぶ遠距離 Entry

Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo

ちょうどいい高さを知らない ちょうどいい深さを知らない

Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo

Echo Echo Echo

どっかの時空の小さなテーブルの下

女は物をねだる子どものように今

27cmの新しいスニーカーを何度も蹴ってきた

「このコード進行が好きなの」

見透かすような目で放たれたその一言は

黄色いバイエル止まりの男を新たな狂想曲へと駆り立てる

学術的理論を搭載しないTRINITY

音階のない音と混沌としたトーンのFeeling

ドとレの間を知りたい男は

三分の一と循環小数0.333の不一致についても考える

ファンタジア2000のラプソディインブルー

ブラウン管から漏れるその映像の光が

真っ暗な部屋を照らす青いひとつの照明

やがて古着に身を包んだあの薄化粧の女の意味深な笑顔は

奇妙なエレクトロピアノの音色にかき消された

次の春はまた返ってきたが

あのひとは帰ってこない

返事のない液晶画面

男はくたびれた枕にそれが運命であるかのごとくしがみつき

いつしかその運命に後頭部をあずけて眠る

結びつかないのが前提ならば

あの悪戯なささやきはなおさらエロティックなものにもなるが

瞬時に1億光年先に飛び立つような幻でもあるな

絵に描いたような夕暮れの運動場で下手な芝居を打って

無理矢理に物語の続きを書き足そうとするが

女は苦笑いで制止する

それが良心ってものだ

男は飲み干した空き缶を夕陽に向かって投げて

オレンジ色を反射するその金属は

K点のはるか手前でむなしく落下した

Gravity 一瞬がTimeless Echo

無駄はなく余韻のあるレイアウト

切り取った静止画はいつも動き出そうとする

過去は今でも蠢いてる

特に青い春とそれを待つ白い冬

ずっと聞こえてる

ずっと聞こえてる

  • 作詞

    COBA5000

  • 作曲

    NaBTok

Timelessのジャケット写真

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タイムレスな「つながり」と「余韻」をテーマに組み上げられたコンセプトEP。急流にさしかかった時代を象徴するキーワードや、それを静観する視点、自身の過去と現在のつながりの断片が散りばめられた作品になっている。唯一のフィーチャリング曲には、世代を超えて交流のあるCHAPAHとNE Da Murakamiが参加し、華を添えている。今作は全曲プロデュースを手がけたNaBTokが曲順を決め、要所にSkitを収録することでグラデーションを演出。冒頭からラストの余韻まで、じっくりと世界観を味わってほしい。

アーティスト情報

  • COBA5000

    2003年頃まで、ZAGSYSTEMのMC兼ビートメーカーとして都内を中心に活動。B-BOY PARK 2003 MC BATTLE本戦、UMB2005 GRAND CHAMPIONSHIP、UMB2007 GRAND CHAMPIONSHIPに出場するなど、MCバトル黎明期に数々の戦歴を残す。2006年には自身の所属するWAQWADOMで1st Albumをリリースし、アンダーグラウンドシーンで大きな話題を呼んだ。その後、ソロでの活動を続け、2011年に地元千葉のクルーKOGAI UNITで1st Albumをドロップ。2012年にはプロデュースチームMAXIRIESで1st Albumをリリースした。一時活動休止を経て、現在はMAXIRIESのMC兼ビートメーカーとして再始動している。

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MAXIRIES

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