Lyric

水と血

いつの日か俺が死ぬ時 既に水を見れているのだろうか？

俺たちは今対極にいる

いずれ俺たちは太極図をなして愛を映す

俺たちが96歳になった時山小屋縁側で悠久を謳い

眠りを割いてでも煙を吐き続けような

俺を唯一感化した人

その時はまたお願いだよパンバニラミント

常識しらずの俺が悪いが

お前の前では必要以上に正直になる

金払って行ってまで受けた説教

解決した時のガッツポーズまでがセット

今はまだめちゃくちゃ弱くて俺

人を信じるのが怖くてごめん

お前が辛かった時に花瓶にさしてやったネモフィラ

命の瀬戸際でもお前と掌合わせれば怖くない

ありがとだね

もし俺が捕まっても「誰かの為にやったんだろなって思う」なんて嬉しかった

お前に見限られたらって怖くて堪んねぇけど

遥か彼方にも在るがままに流離うカラスが

淋しそうに啼いてたら「ほら友達」ってまた笑ってみててよ

叶えたくてずっと願ってたある日のこと

透き通りすぎた水がテカってら

諦め半分でその水を掬った時

なぜか俺の血で濁ることはなかったんだ

苦楽に揺らぐお前は泣いていた9月5日

14時間喰らいついたお前の

狂おしさに在るはずのないと思い込んでいたユートピアを見たんだ

俺の抱えているすべてを言う時が来たんだ

お前と居続けるには正直億劫

お前を通して満たそうとする承認欲求

怖がってついた嘘へつらいに囚われてずっと目眩み

自己嫌悪が一層悪くする血の鮮度 血の粘度

「ちゃん」付けで呼ぶガキんちょ

気が向いたからって急に嚙む腕

錆付いた俺の心を磨く泣き虫なお前が

味わったままの世界観で泡を描いた

流れ来る川の気配はまた涙として姿を見せちまった

いつの間にか開くドアの音を心待ちにする親心

独り身なくせにこれを手にする

「いれくれなきゃ困る」？ 今は俺のセリフ

お前にはずっと俺の隣にいてほしいって正直に言わせてくれよ

「くだらない」とか言うなよ

俺の夢、欲しかったもの全部持ってるお前が羨ましい

俺には見れない世界を見てちょっとは俺にも覗かせてな

隣のお前見ながらもうすでに心躍らせてんだ