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「縫い目のアレグロ」は、日曜の午後、相手の部屋の足踏み式ミシンでシャツの袖口を繕うAkemiが、「ずっと」を今は言わずに新しいボビンを押し込み、少しだけジグザグの縫い目を置いて踏み直す——安定の中に留まろうとする意志を描いたミディアムテンポのシティポップ。
代々木の木漏れ日、棚に増えた二つのカップ、バターの匂い、二段目の引き出しに揃えられていたボビンと端切れ、そして鶴間を出た日の玄関の残像——繕いものを通して「役に立つ自分」として座っていた女が、相手の黙った先回りに「待たれている自分」を発見する情景を立ち上げる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、幸福を確かめたがる側ではなく、幸福が自分の管理外で育っていることを知って怯えつつも、ペダルの圧を自分で選び直す大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、日曜の光、ミシンのリズム、生活音の中の沈黙を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
直線(ストレート)の安定からジグザグの揺れへ、レバーを回して針を進める。「ずっと」を飲み込んだまま、窓際のペダルを踏み直す——宣言ではなく縫い目で答える、無名の日曜の物語。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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