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「暗室のセーフライト」は、赤いセーフライトの下で像が浮かび上がる暗室を舞台に、名前をつければ固まってしまう感情の前で手を止め、自分だけが光の中へ出ていく夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
三茶の古いビルの三階、金曜の夜の階段、トレイに浮かぶ潜像、ピンセットの縁で震える指、そして定着液のすぐ先で開かれる暗室のドア――赤い光の中だけで保たれている「まだ何でもない」距離が、像の定着とともに静かに手放されていく瞬間を浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、相手の手に触れたい気持ちを抱えながらも、触れれば均衡が壊れることを知り、「もう少し待って」と言えないまま自分で距離を決める大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、銀塩写真、密閉された部屋、名前のない関係を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
震える隣の手には触れず、口にしない言葉を赤い光へ返し、定着した像だけを手に残して廊下の白い光へ抜けていく。
振り返らないという選択だけを自分で引き受けた夜――そんな、像は定着しても関係は定着させないまま歩き出す女の背中を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
nanayon music