Lyric

雨が窓を叩く

一定のリズムで聴こえる音に

どこか心地良さを憶えながら

ただただ過ぎる時の流れに身を委ねていた

僕を見つめる白紙のノートを

僕はただ見つめ返す事しか出来なくて

今日もまた静かに閉じたんだ

いつも夜空を彩る賑やかな星達も

今は静かに眠りについている

潸潸と降り続ける雨の音は

僕の孤独を優しく包み込んでくれる

この優しさに抱かれたまま

今日は眠りについてしまおう

優しい歌声で目を覚ます

目の前には見た事のない星空

歌声の方に目を向けると

君が居たんだ

何処か懐かしさを感じて

「名前は?」って問い掛けてみたけど

君は微笑み返すだけった

目を閉じてしまえばこの時が終わってしまいそうで…

少しでも一緒に

ただ君の隣で

今はずっと、その歌声に寄り添っていたい

これは夢だってもう気付いてる

だから僕は最後に聞きたいんだ

「また会えるかな」

雨音が僕の肩を叩く

目を開けるといつもと変わらない景色が広がってた

孤独を優しく包み込んだそれは

僕に孤独を教えてくれる

頭の中に微かに残るあの出来事を

忘れてしまわないように

無造作に置かれたノートとペン

嗚呼、また変わらない今日が始まる

君と少しでも居た情景を綴ろう

いつかこれが本当に

君との想い出で終わるように