映画を見た後
胸の真ん中空洞ができて
スゥスゥする
まあどうせ
そのうち塞がるんだけど
ドーナツみたいな私
牛乳にディップするのが好き
くり抜かれた穴はどこに
ああ そこに幸せがあるんだっけ
…ダメダメ、センチに
負けてしまわないように
ニューロン、お願い
お急ぎ便で 受容体まで
小腹が減っては戦はできぬ
(そりゃあそうじゃ)
これからGEO行ってもう一本借りる
(とてもじゃないけど眠れないから)
小麦粉捏ねたら油で揚げる
(170℃)
くり抜いた穴は
また新たな穴を生むだけ
なんて素晴らしい話
なんて素晴らしい話
この街には安全な家があっても
眠れない夜を過ごす人が居る
この街にはお腹なんか
いっぱいであっても
深夜ドーナツを揚げる私が居る
Nana nana nanana nana…
ドーナツみたいな私
(いつもそうだ)
頭に残るチャイコフスキー
(とてもじゃないけど眠れないから)
食べ終えたら穴はどこに
(映画の主人公になっちゃった)
ううん 隠れてるだけさ
…ダメダメ、楽しいことは長くは
続かないといつも決まっているよ
ため息は預けて
この街にはポッカリ空いた心の穴を
ドーナツで埋める私が居る
- 作詞
Sahnya
- 作曲
Sahnya, anus or hawai
Sahnya の“ドーナツの穴”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Time Machine
Sahnya
- 2
Echo
Sahnya
- 3
Hum-hum
Sahnya
- 4
Burning Letters
Sahnya
- ⚫︎
ドーナツの穴
Sahnya
- 6
Videotape
Sahnya
- 7
Girls
Sahnya
- 8
Try Again
Sahnya
- 9
New Day
Sahnya
- 10
今日みたいな日々
Sahnya
- 11
The Sun Also Rises
Sahnya
シングル「Time Machine」「Echo」を収録した本作は、”あなた、そして私”という一貫したテーマの中で描かれている10曲からなる。誰かを想うことで、自分が見えてくる。静かなる内省の瞬間をも切り取って、Sahnyaは軽やかな言葉でそれぞれの色を乗せていった。全世代の女性達へ送るリード曲「Girls」は、自分自身を大切にする事の難しさ、また誰もが自分らしく生きて欲しい、ということを歌ったアンセムであり、書き手の想いが力強く優しく描かれている。続く「Try Again」はCOVID–19の流行によって世界が一変して間もなく書かれた曲であり、そこにはSahnyaのシンプルな人生観と決意が綴られた。前作に続き、楽曲提供で参加しているprinceのメロディアスでLo-Fiなビート群は、静かに燃える胸の内を乗せていくには最適なモーニング・エアー。対して「ドーナツの穴」「今日みたいな日々」で魅せるanus or hawaiのコミカルなビートは、トリップ感たっぷりに別のフェーズへといざなってゆく。個人的な視点でありながらも、メッセンジャーとして、時には善き友人、また一番近くに居る恋人のように、きっとこのアルバムがあなたの日々に重なることだろう。/Sahnya メッセージ:叶うなら時々思い出して、そして口ずさんで欲しい。私は音楽の中に居て、そして音楽はいつもあなたのものなのだから。
Beats by prince,anus or hawai/Track07 Guest chorus by 万登香,periwinkles riho,sacaiaco,yumige,sara/Recorded & Mixed by Satoshi Satou/Mastered by TATANE/Recorded at Jouetsu FLY/Artwork Design by fakeworks NOOB
アーティスト情報
Sahnya
新潟、雪国育ち。10代でサイケデリック・ロックに傾倒したことがきっかけで音楽に目覚め、ライブハウスで歌い始める。バンド活動を経て2015 年ソロ名義でのアルバム「FRASCO」リリースを皮切りに、ソロ名義での作品リリースや客演参加、県内外のライブ出演等活動。最新アルバムは2022年12月リリースの「Better Than One」(ビートメイカーに最愛の友人、goodtripexpressよりprinceとanus or hawaiが参加)。2023年6月県内ビートメイカーをフィーチャーしたTATANEとの「Soul Kitchen」・Yojiro Andoとの「DAWN」をリリース。様々な作風のビートの上をアンニュイなラップスタイルから美しく緻密なコーラスの音像まで捉え切り、鮮やかに乗りこなすリリシスト。
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