Lyric

際限なく遥かな

快晴だけが未だ

何年経っても変わらずに

哀へ誘うから

諦めたって

あなたが居た

あの夏から変われずに

最果てを通り過ぎた私は

今も飲み込んだ言葉に溺れたまま

息もできない水底から

揺蕩う水面を眺むような

夏の亡霊だ

誰にも見えない私はまだひとり

此処であなたを待っています

風に惑えどアザレアも

枯れないままだから

まだ患っています

凪いでいた泡沫

ただ痛みだけが未だ

何年経っても離れずに

塞いでいたままだから

抱きしめたって

あなたがいた

あの夏には触れずに

何故彼は誰に

揺らめいては消える

影を探してしまうのだろう

欠けた思い出

どうしても拭えないまま

あなただけが

誰にも見えない私はまだひとり

此処であなたを待っています

風に惑えどアザレアも

枯れないままだから

まだ患っています