トラックリスト

  • Play music

※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。

雨の日は、多くの人にとって憂鬱なものかもしれません。
でもこの曲は、そんな雨の日を心待ちにしていた、ひとりの少年の物語から生まれました。

野外で働く父親は、晴れていれば家に帰ってこられない。
けれど、雨が降る日は仕事ができず、家に帰ってくる。
少年は、そんな父を「レイニーマン」と呼んでいました。

時が流れ、少年は大人になり、やがて自らが“レイニーマン”になる。
人生は晴れの日ばかりではなく、時に雨に打たれることもある。
それでも、雨の日に誰かのもとへ帰ることができたら——
そんな小さな祈りのような想いが、この曲の原点です。

「Rainyman」は、静かで、優しくて、少し切ないポップソングです。
ジャンルで言えば、Lo-fi、Dreamy Pop、Cinematicな音像。
温かいサウンドと、やや気だるく包み込むようなコーラスワークが特徴で、
まるで夜の窓辺に流れる雨の音のように、心にそっと降り積もります。

リリース日は、7月7日。
この日は、私たちにとって特別な意味を持つ日です。
今年、大切な人を見送る経験がありました。
その人の誕生日であるこの日に、この楽曲を届けることは、
私たちにとって大きな意味を持っています。

誰かを想うとき、
誰かに会いたくてももう会えないとき、
ふと空を見上げたときに流れてくるような、
そんな音楽になれたらと願っています。

MVの最後には、制作の風景やライブ映像を重ねた、
ささやかなエンドロールも添えました。
音楽は耳だけで聴くものではなく、
心や記憶や人生とともにあるものだから。

この「Rainyman」という曲が、
あなたの中にある“誰か”や“あの時”と、そっとつながるきっかけになりますように。

アーティスト情報

  • MAYUMI YAMAZAKI

    病を乗り越え、「命の奇跡」を唄うシンガーソングライター。3歳からピアノを始め、音大のクラスメイトとロックバンド、プリングミンを結成。ボーカリストとしてのキャリアをスタートさせる。2008年、キューンレコードより銀魂の主題歌でメジャーデビュー。CountDownJapan、RockInJapan等、数多くのフェスに出演。ノイジーなバンドサウンドの中で歌い続けてきた経験から培われた声量、ボーカルテクニックは圧巻。その豊かな表現力から産み出される歌声は聴衆を魅了し、幸福感をあたえる。2011年、ソロプロジェクトを始動。木村カエラのバックコーラスとして全国ホールツアーに参加するなど、活躍の場を広げる。2016年に卵巣癌を患い、手術/治療に伴い活動を休止。2017年、ガンを克服しライブ活動、音源制作を再開。2018年闘病中に綴った曲を集めたアルバム「HANBUNCO」を発表。2020年、2曲入りEP「living roon music」をライブ会場限定リリース。2022年、コロナ禍を乗り越え徐々にライブ活動、制作活動を再開。次作に期待が高まる。

    アーティストページへ


    MAYUMI YAMAZAKIの他のリリース

Glaseewerks Records