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邦楽の演奏家にとって最大の使命である、伝統芸能の伝承の礎となるのは古典曲への真剣な取り組みである。その始まりとして今作を発表した。
ポピュラーミュージックのカバーでは引き出せない、古典演奏だからこそメンバーのさまざまな表現力、歌声、音色を是非堪能してほしい。
古典の演奏はたったひと月で音色も表現も大きく変化する。今作も『若い演奏』と評されることもあるだろう。しかし、今の私たちの音楽を残しておくことは、グループのこれからの活動において大きな財産となることを確信している。
メンバー全員がプロの奏者であり、洗練された和楽器の音色で「まほらな音世界」を堪能させる。現代の日本に伝統音楽の魅力を発信していきたい、その思いから箏・尺八・三味線を用いて演奏活動を行っている。2010年に東京芸術大学邦楽科卒業生で結成し、2016年から本格的に活動を開始。古典曲にとどまらず、メンバー自身が編曲、作曲を手掛け、和楽器の限界を追求してさまざまな曲に挑戦している。