結び目のコンフェッションのジャケット写真

歌詞

結び目のコンフェッション

Akemi

金網の向こう 荷を積む家族

本国へ発つ 春を見てた

人形町の 帳場に立って

藍の風呂敷 四隅を広げる

月に一度の あなたの注文

母への品を 選ぶ指先

「几帳面だね」と 頬をゆるめて

まだ袖口の ほつれたままで

言えば今夜が 仕舞いになるわ

結べば言葉は 荷物になれる

きつく締めるほど 声は遠のいて

それでも固く 結んでしまう

「今日が最後に なるよ」と聞いて

四隅の先が 指から逃げる

甘酒横丁 ネオンの点く頃

同じ結びを 締め直してた

金網の街に 育ったせいね

包み方だけ 上手になった

引き留める言葉 知らないままで

締める強さだけ 覚えたのよ

きつく締めた藍 両手で渡す

ほどく日のことは あなたのものよ

包んだ言葉は 数えないまま

結び目ひとつを 残して離れる

あなたの腕へ 包みを移す

藍を離れた 指先が冷える

見えなくなるまで 見送ったから

角を曲がるまで 待たずに帰る

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

結び目のコンフェッションのジャケット写真

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    結び目のコンフェッション

    Akemi

「結び目のコンフェッション」は、言葉にすれば崩れてしまう想いを、藍の風呂敷の結び目に固く畳み込んで手渡す、声にならない告白を描いたミディアムテンポのシティポップ。
人形町の帳場、月に一度の注文、品を選ぶ指先、袖口のほつれ、甘酒横丁のネオン、そしてきつく締め直す四隅の結び目――整えられた所作の一つひとつが、引き留める言葉を持たないまま想いだけを預ける夜の心象風景を浮かび上がらせる。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、引き留める言葉を知らないまま、締める強さだけで想いを渡し、解かれる日を相手に委ねて自分から先に手を放す大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、下町の夕暮れ、進物を包む所作、名前のない別れを描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

きつく締めた包みを両手で渡し、ほどく日のことだけを相手に残して店を出る、その一拍。
見えなくなるまで見送りながらも、角を曲がる前に自分から背を向ける――そんな声にならない告白と、静かな決別を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.

アーティスト情報

  • Akemi

    1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。

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