

最後の笛が鳴った瞬間
グラウンドの風が
やけに遠くへ流れていった
名前を呼び合った日々も
胸にしまえず
置き忘れた声だけが残った
負けじゃない、なんて
言い切れないけれど
あのとき飲み込んだ
震える息が今も続いてる
あのソラに 届かなかった手を
まだ覚えてるよ
泣きながら見上げた雲が
ゆっくり色を変えていく
失くしたものより
ここにある痛みに
ちゃんと意味があるって
やっと気づいた
あの日の僕へ
“それでいいよ”と伝えたい
白い答案用紙の前で
未来が少し滲んで見えた
好きだった人のアドレス
まだ消せないまま
ページの端に残る呼吸
正しい道なんて
ひとつじゃなかった
あの日止まった心が
今の僕を確かに動かしてる
あのソラに 届かなかった声を
今でも思い出す
抱きしめていた小さな夢は
まだ消えずに灯ってる
逃げた夜もきっと
ここにいる僕を
責めなくていいんだよって
風が言う
あの日の僕へ
“歩き続けて”と伝えたい
もし全部 上手くいってたら
今の僕はここにいない
欠けたままの希望が
光を集めていく
涙の跡ごと
未来へ連れていく
あのソラは 手が届かなくても
ずっと見ててくれた
泣いた日も笑った日も全部が
明日を支えてくれる
選び直す勇気を
抱きしめたときに
僕はようやく前を向ける
あの空の下で
何度でも
僕は僕になれる
- 作詞者
CACHO CABARO
- 作曲者
CACHO CABARO
- プロデューサー
CACHO CABARO
- ボーカル
CACHO CABARO

CACHO CABARO の“あのソラ”を
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あのソラ
CACHO CABARO
最後の笛が鳴ったあと、
グラウンドに吹いた風だけが静かに残った。
届かなかった夢。
握りしめたまま終わった時間。
それでも、
あの日の痛みがあったから、今の自分がいる。
「あのソラ」は、
青春の終わりと再出発を描いた、
cacho cabaroによるロックソング。
失くしたものより、
ここに残った気持ちを抱きしめて。
空を見上げながら、
もう一度歩き出すための一曲。
すべての「あの日の自分」へ贈る、
やさしい応援歌。
アーティスト情報
CACHO CABARO
奈良発、青春のきらめきと儚さを歌い上げるシンガーソングライター。 バンドサウンドを基盤にしながらも、アコースティックな温もりとデジタルの透明感を自在に行き来する音作りで、日常の風景をドラマのワンシーンに変えてしまう。 透き通った中に少しハスキーさを帯びた歌声は、どこか懐かしく、聴く人に自分自身の青春を重ねさせる。 「制服の袖が揺れる登校風景」「夕立ちのあとの青空」「終電に揺れる窓の灯り」――そんな普遍的で誰もが経験する情景を、鮮やかに描き出す詩世界は世代を超えて共感を呼んでいる。 活動名「カチョカバロ」は、特定の意味を持たず、響きの心地よさだけで選ばれたもの。意味に縛られないからこそ、音楽そのものに自由さと広がりを与えている。 これまでに発表した楽曲はインディーシーンを中心に口コミで広がり、ライブハウスやSNSで「青春の残像を切り取るアーティスト」として注目を集めている。 聴くたびに「昨日の自分」「あの日の記憶」と再会させてくれる音楽――それが、カチョカバロの魅力である。
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