夏が最後の力を振り絞って
僕らの足を引き留める
それでもあなたは あの真っさらな
雲の先へと急ぐ
どうか元気で 無事に帰って来て
今度会う時はお互い変わらないままの二人で
散らかった部屋の壁にもたれながら
東の窓そよぐカーテンの向こう側の遠い遠い空へ
歌おう 歌おう
君の今までの苦労が全部報われるように
祈るよ 祈るように
君の向かった雲の先がせめて雨でありませんように
僕は最後の力を振り絞って 遠く叫んだはずなのに
まだ歌えるよ 笑ってしまうだろう
ほんともう情けないよな
どうか笑顔で 無事に帰って来て
渡す言葉はどれもありふれたものだけど
僕ができることはさ 他に無いから
西の雲
染まるオレンジの向こう側の遠い遠い空へ
歌おう 歌おう
君の秘めた力が今ここで出し切れるように
祈るよう 祈るように
君の願いは僕の願いだから今は全ての運よ 君に回れ
回れ
君に渡したとんぼ玉
僕の代わりに 君を見守って
本当は全部 君からなんだよ
君の向かった雲の先に
僕は今は 向かえないからさ
君が帰るまで ここで歌うよ
くだらない笑顔の毎日が
どうかいつまでも 続きますように
光れ
- 作詞
近石涼
- 作曲
近石涼
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- ⚫︎
とんぼ玉。
近石涼
挑戦する人への応援や祈りを込めた、メッセージソング。
タイトルの「とんぼ玉。」にはお守りの意味合いもあり、誰かのお守りになるよう願いが込められている。
アルペジオから始まる初夏の風が吹き抜けるような柔らかいイントロから、最後に畳み掛けるようなサウンドとコーラスワークに高揚感が高まる。
アーティスト情報
近石涼
神戸出身シンガーソングライター。95年、阪神淡路大震災の年に生まれる。 『誰かの背中を押したい』 頑張っている全ての人の明日が少しでも明るくなるようにと、歌詞には強いメッセージが込められており、優しさと情熱を兼ね備えた歌声は幅広い世代の共感を得る。 アカペラと弾き語りで培った心に直接訴えかける熱いパフォーマンスは徐々に注目されるようになり、2023年はCOMING KOBE23やアコースティックフェスティバル、SAKAE SP-RING23などさまざまなサーキットイベントやフェスに出演している。
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lemon syrup