

少し遅れた祝いの日
理由なんて端に置いて
クリスマスの飾りと
まだ始まらない時間
笑顔を切り取ろうとして
うまくいかない指先
欠けたままの写真に
ぼくはぼくを見ていた
並んだ料理の光に
君の目が先に走り出す
小さな手で選ぶその姿
自信をまた一つ重ねたね
嬉しさと恥ずかしさが
同じテーブルに座ってる
理由をつけた記念日でも
確かにここにある
完璧じゃない瞬間が
胸の奥で温まる
静かに少しおかしく
この日が残っていく
空になったお皿が増え
午後は満たされていく
「一緒に行く」その一言で
並ぶ影が一つになる
鉄の上で踊るリゾットに
君は名前をつける
目で見た世界を
そのまま楽しんでいた
仕上げのブラックペッパー
かけ過ぎて笑ってしまったけど
それさえも今日の印
消さなくていいと思った
思いがけない光が
突然差し込んできて
用意したことさえ
忘れていた ぼくは
自分で仕掛けた驚きに
一番戸惑っていて
笑われるほどに
なぜか救われていた
盛り付けができたことも
服が汚れてしまったことも
全部まとめて
今日の形
君が一歩踏み出したこと
それだけは確かで
ぼくはそれを
そっと抱いている
嬉しさと恥ずかしさが
同じテーブルに残ってる
作り出した記念日が
静かに息をしてる
少し背伸びした幸せが
胸の奥で響いてる
笑って少し照れて
この日を仕舞って帰る
嬉しさと恥ずかしさが
同じ心に残ってる
ちょっとだけ特別な
かけがえのない一日
- 作詞者
静描詩家 信和
- 作曲者
静描詩家 信和
- プロデューサー
静描詩家 信和
- ボーカル
静描詩家 信和
- その他の楽器
静描詩家 信和

静描詩家 信和 の“ブッフェ”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
さっき
静描詩家 信和
- 2
曇りのち、
静描詩家 信和
- 3
押し続けるボタン
静描詩家 信和
- 4
ことばの前
静描詩家 信和
- ⚫︎
ブッフェ
静描詩家 信和
- 6
少しへ伸びる手
静描詩家 信和
- 7
風のピント
静描詩家 信和
- 8
ごめんね
静描詩家 信和
- 9
ありのままを
静描詩家 信和
- 10
不安はきっとなくならない
静描詩家 信和
- 11
境界
静描詩家 信和
『曇りのち、』は、
日常の小さな瞬間から生まれた11曲を収録したアルバム。
Code HITSUJIは、
日常の中でふいに心が動いた瞬間を、
音として記録するプロジェクト。
ある日、ショッピングモールの子ども用トイレで、
3歳の息子が失敗をした。
思わず強い言葉で怒ってしまい、
そのあとに残ったのは後悔だった。
その日の夕方、公園で出会った子どもたちは、
暗闇の中でも楽しそうに遊び続けていた。
外灯のない公園だったが、
子どもたちのまわりだけが、
ほのかな光を灯しているように見えた。
怒ってしまった心と、
あたたかくなった心。
その両方を連れて、今日が静かに暮れていく。
またある日、駅のエレベーターの前で、
息子は迷わずボタンを押し続けていた。
乗っていく人たちが「ありがとう」と声をかける。
誰に教えられたわけでもなく、
見て、感じて、選び、
そのまま体を動かしていた。
そして別の日、
息子が「いいよ」と言った、その一瞬の顔が
ずっと頭に残っている。
自分の気持ちを少しだけ引っ込めて、
小さな葛藤を抱えたまま言った「いいよ」。
言葉になる前の、
ほんの一瞬の表情。
その気配が、ぼくの心に残った。
本作に収録された楽曲は、
そんな日常の一瞬から生まれている。
「さっき」
「押し続けるボタン」
「ことばの前」
「少しへ伸びる手」
どれも、
親と子のあいだに流れる静かな時間をすくい取った記録。
『曇りのち、』は、
日常の中にある小さな気配を、
そっと音にしたアルバム。
アーティスト情報
静描詩家 信和
日常の小さな一瞬を、絵と詩と音楽で残す静描詩家。 父親のまなざしから生まれた言葉に、AIによる作曲と歌唱を重ね、見えない気持ちを静かに記録している。 ジャンルや歌声に縛られず、楽曲の感情にもっともふさわしい音や声で表現し、一回きりの瞬間に宿る本当をすくい取る。 楽曲ジャケットや関連するイラストもすべて自身で制作。 詩画集やイラスト作品と並行し、オリジナル曲を継続的に発表しながら、未来へ手渡すことを願いに創作を続けている。
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