Lyric

祭りが渡った後のように

静まり返る街

甲高く響く拍子木

ほれ火の用心

縷縷(るる)として続くその声

我慢出来ずにこの耳遠ざけ

祭りに参ったことなんぞない

独りで居たのずっと寂しい夜も

今日も窓外から伝う

御祭囃子鼓膜通って

完全に嫉妬だ

So I know

ほら けなりい限り

良いこと無い

知りもしない

外(うわ)の世界など

私を悼む時には

それをハレ舞台と

どうぞお呼びなさい

必死にもがいた生涯を

どうか讃えて下さい

盛大に祝ってくれ

せめて

気枯れた毎日 懲り懲り

折々の空が私を急かす

掠れた声で何を歌う

もういないと同然なのに

生まれ落ちた時

既に私は奈落にいた

どう足掻いたって願ったって

二進も三進もいかないの

信じるものに居座る

期待の番狂わせで

見事に踊らされ

いつとはなしに

Crazy Party

あってもないようなものだね

あっちゅう間に溶けゆく時間

あっさりと御仕舞 迎えて

呆気なく左様ならするの

おっと待てよ

まだ地球(ほし)にはお世話になるの

ほんの少ししか堪能してないし

ハレの日を未だ知らない

何の節目も現れずにわたし変わらぬまま

針だけチクタク問答無用で容赦なく進む

いけない覚悟を決めた

その時にはきっと雨が上がるんだろうな

お墨付けてよ お願い

この世の一員と認めてくれ

よそ行きじゃない服を着て

ダラけてるときも

わたしはいま生きている

その価値が欲しい

格好の悪い 死に様だとしても

それをハレ舞台と

どうぞお呼びなさい

必死にもがいた生涯を

どうか讃えて下さい

盛大に祝ってくれ

せめて

悔やんでも惜しんでも

元に戻らない

この期に及んで何を言う

嗚呼 もう後のお祭り

誇り高く旅立つから

是非とも その道には

沢山の幸せ

用意してくれ

最期くらいは

ハレトケ