Lyric

振り返れば 揺るるフリル

風さえ踊らす天使は

偶然に任せ靡く

スカートをふわり

嗚呼 夏と共に舞う

なんだかとっても窮屈な

箱に閉じ込められた

限界達する億劫な日々を過ごす

しんみり空虚な生活に

華を光を添える

つまらない味気ない

毎日を彩るよほら

君がいなくても時は進む

殊に変わらない世界で

物足りないと感じてしまう僕は

あの日をまた求めている

その幸せを再び見るために

恋い慕っているのでしょう

美しい襞が語る今までの優しさを風に問う

明るさの裏で君はどれほど悲しみを抱えてきた？

ふんわりと広ぐ麗しき衣裳いま輝かしく魅せる

どんなに汚れても消えやしない

僕の心丸ごと奪う

その可憐さだけは

踏んだり蹴ったりファンタジー

せめて夢の中だけでも

幸せくらいは見せてくれないか

暑い夏を緩和する

君の涼しげな表情を

天国かと錯覚して

はしゃぎ始めるよ

次第に近しい関係になり

洗いざらい打ち明けた

僕のために？

自身のために？

何をしにきたの

フリルの襞の深さが訴う

助けてほしいと僕にそう届く

同じ境遇に存在した君に

今救われたんだ此処で

あぁ

もっと早く君と出会えたら

共に分かち合えていた

覗いた未来が泣いていても

そばにいる君は希望

もしも同じ夢を見ているならば

手を取り合い愛したい

冷めないで覚めないでここにいたい

眩しい世界を見たい

ずっと眠りたい

ひらりひらり翻ったスカートの裾が

ゆらりゆらり揺らめく空気と遊ぶ

人生のお飾りじゃなくて

真ん中で輝く人なんだよ

君がいなくても時は進む

殊に変わらない世界で

物足りないと感じてしまう僕は

あの日をまた求めている

目が覚めた今でも見続けている

美しい襞が語る今までの優しさを風に問う

明るさの裏で君はどれほど悲しみを抱えてきた

ふんわりと広ぐ麗しき衣裳いま懐かしく魅せる

どんなに汚れても消えやしない

僕の心 奪う瞳の鮮やか

淀みない煌めきを放つ不思議な佇まいは

くすんだ濁りも色を替える混じり気のない心

さぁ最後くらいは思うがままに

走り踊り歌いましょう

襞の裏も表も綺麗で

君にしか似合わない

白いふりる