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制御は壊れても、グルーヴは止まらない。
「GLITCH RUSH OP.12」は、
今宿探偵団が“速度の崩壊”を記録した異常高速ファイルである。
BLUE RUSHで描かれた滑らかな疾走感は、
ここで歪み、裂け、分解される。
変拍子は絶え間なく切り替わり、
転調は予測を裏切り続け、
ユニゾンだったホーンセクションは徐々に暴走を始める。
それでもベースだけは前へ進み続ける。
深くうねるグルーヴが、
崩壊したリズムの残骸を無理やり踊らせていく。
サックスは悲鳴のように空間を切り裂き、
Rhodesの揺らめくコードが、
都市のネオンの歪みを映し出す。
これはノイズではない。
“踊れる崩壊”の記録である。
今宿探偵団。 都市のノイズと静寂、その境界線を追跡する音楽集団。 ビッグバンドジャズを基盤に、ロックの衝動、スカファンクの跳躍、 そしてモダンジャズの実験性を融合。 トランペット、サックス、トロンボーンから成るホーンセクションを主軸に、 リズム隊がそれを暴力的なグルーヴで支配する。 彼らの音楽は、単なるインストゥルメンタルではない。 断片化されたリフ、突発的な沈黙、崩壊寸前のアンサンブル それらはまるで“事件の断片”のように提示され、 やがて一瞬のユニゾンで、すべてが意味を持つ。 ライブでは、即興と構築が衝突し、 同じ楽曲であっても二度と同じ形にはならない。 今宿探偵団は音楽を演奏するのではない。 都市に潜む“電気的な違和感”を、音として記録する。
SNAP