Lyric

いつものタイムラインを

ぼんやり眺めていたら

ふっと浮かび上がるように

目立つひとことがあった

余裕もなく過ぎていく

重すぎるからだに

心も棚上げして

凍りついた感覚

橋の上から見下ろすと

誰かの捨てた空き缶が

静かに沖へ流れていく

くよくよもどんよりも

まとめて流せたら

そんなわたしに届いた

ひとつの言葉

「願いごと。」

忘れていたけれど

胸にそっと染み込む

くよくよした気持ちも

どんよりした空気も

どうしようもない日々なら

空き缶みたいに

ぷいっと捨てられたらいい

思い出せばほら

あの言葉が呼びかける

「願いごと。」

忘れていたけれど

背中を押すように

そんなわたしに届いた

ひとつの言葉

「願いごと。」

思い出せよと

そっと背中を押す