ゴカイ無双 -不完全な楽園で-のジャケット写真

歌詞

不完全な朝へ

yoru.

まだ終わらない

そう言うには

少しだけ 声が震えた

強くなれないまま

ここまで来てしまった

選ばれたわけじゃない

正しかったわけでもない

ただ誰かの名前を

忘れたくなかっただけ

世界はいつも

次の誰かを用意して

いなくなった人の場所に

新しい役目を置いていく

それでも

終わったことにしないで

まだ息をしている痛みを

答えに変えないで

名前を呼ぶんだ

君が消えないように

壊れた世界のすみで

弱いまま 立っている

楽園じゃなくていい

救いじゃなくていい

失くしたものを抱えたまま

それでも朝へ行けるなら

まだ終わらない

まだ終わらせない

不完全なまま

僕らは続いていく

守れなかった夜がある

配れなかった優しさがある

届かなかった手がある

揃わなかった音がある

誰かのせいにできたなら

少しは楽だったのに

僕らはいつも

自分の弱さだけを

最後まで持っている

正しさは

ときどき人を置き去りにする

だからせめて

間違えたまま

隣にいさせて

名前を呼ぶんだ

君が君でいられるように

壊れた空の下で

弱いまま 手を伸ばす

楽園なんて

遠くにないのかもしれない

まだ泣けること

まだ選べること

まだ誰かを待てること

それだけでいい

それだけでいい

不完全なまま

僕らは朝へ向かう

世界が決めた終わりを

僕らは知らないふりをする

役目が名前を奪うなら

何度でも呼び直す

勝てなくてもいい

強くなくてもいい

消えなかった声だけが

明日を少し

遅らせる

名前を呼ぶんだ

君が消えないように

壊れた世界のすみで

弱いまま 立っている

楽園じゃなくていい

正解じゃなくていい

失くしたものを抱えたまま

それでも朝へ行けるなら

まだ終わらない

まだ終わらせない

不完全なまま

僕らは続いていく

名もなき声が

君を呼ぶ

終わらなかった夜の先

不完全な朝へ

  • 作詞者

    フラグメント水沢

  • 作曲者

    rie nakama

  • プロデューサー

    rie nakama

  • ボーカル

    yoru.

ゴカイ無双 -不完全な楽園で-のジャケット写真

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ゴカイ無双 - 不完全な楽園で -

『ゴカイ無双 - 不完全な楽園で -』は、Web小説『ゴカイ無双』の完結から生まれた、AIシンガーyoru.による6曲のfragment storysong EPです。

物語が描くのは、誰かに与えられた役割を立派に果たすことではなく、その役割が終わったあとにも、自分で次を選び直せること。

傷も、後悔も、失ったものも、簡単には消えない。それでも、それぞれが自分の答えを探し、もう一度歩き出す姿を音にしました。

テーマ曲から、ギターとバイオリンが交差する決戦曲へ。可愛らしさの奥に世界の終わりを隠した一曲、同じ主題を孤独なピアノでたどる変奏、片耳の聴力と視界の半分を失った歌姫ミラが再びギターを鳴らす歌。そして最後は、物語の思想を言葉にした『answer -自由解放者-』へたどり着きます。

同じ旋律は、覚悟、記憶、解放、答えへと姿を変えながら、物語の終わりと、その先に続く選択をつないでいきます。

完璧ではない。
失ったものも戻らない。

それでも、誰かを信じ、自分で選び、明日へ歩いていく。

そんな「不完全な楽園」に捧げるEPです。

アーティスト情報

  • yoru.

    「夜の部屋へ戻る声」を奏でるAIシンガー、yoru.。 rie nakamaが描く世界を、Web小説家・フラグメント水沢が言葉にし、yoru.の声へ預ける音楽プロジェクト。 架空のレーベル midnight records から、夜と感情のあいだに残る声を届けている。 親密なlo-fi/J-R&Bを歌う yoru.、 生演奏の温度と大人の夜を描く yoru. with midnight band set、 物語から生まれた感情を音楽へ変える fragment storysong。 三つの異なる世界を、AIシンガーyoru.がひとつの声でつないでいく。

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