

嘉永六年 夏の朝
浦賀の海が ざわめいた
煙を吐く影 黒い船
時代のドアが 音立てた
一八五三 七月八日
太平の夢に 割れる稲妻
浦賀の沖に 現れた
四つの影が 空気を裂いた
鉄のカラダに 黒い船
蒸気が唸る 異国の型
見たことのない その姿
江戸の心臓 早鐘だ
来たのは誰だ その名は
マシュー・ペリー
星条旗背に 艦隊率い
静かに海を 踏み荒らし
噂はあれど 現実は別
目の前立てば 言葉が消え
泰平の国に 走るヒビ
「これは夢か」 誰もが息
目的は一つじゃ 終わらない
裏に三つの リアルな狙い
鯨の油で 夜を照らす
補給の港が どうしても要る
水と食料 石炭も
日本の海は 都合がいい
中国航路の 中継地
世界の地図に 日本あり
さらに漂流 命の話
鎖国の壁に 突きつけた理
「守れ 船員 人として」
理屈の顔で 迫る圧
交渉の皮を 被った刃
静かな脅し 黒い影
黒い波が ドアをノック
Wake up, Japan
眠れぬ夜が 始まった
No more silence
四隻だけで 世界が揺れ
History moves on
泰平の夢は 覚めてゆく
The time is now
狂歌が笑う 皮肉な声
上喜撰で 夜も寝れねえ
たった四はい されど重い
歴史の針が 今 動く
親書を渡し 言い残す
「来年また来る 答えを出せ」
背後に見える 武力の影
選択肢は 多くはねえ
一年後 約束どおり
再び来航 数は増え
幕府は悟る 抗えぬと
条約の名を 刻む指
下田と箱館 門が開き
二百年の壁 音を立て
弱腰だと 声が荒れ
尊王攘夷が 街を燃やす
黒船一発 火を点けた
維新へ続く 長い道
この瞬間が 合図だった
時代はもう 戻らない
黒い波が ドアをノック
Wake up, Japan
逃げ場のない 選択肢
No turning back
四隻だけで 未来が変わる
History moves on
夜明け前の この衝撃
The time is now
煙は消えても 痕は残る
海が運んだ 世界の音
黒船去り 道できた
日本はここで 目を覚ました
- 作詞者
REKISHI FLOW
- 作曲者
REKISHI FLOW
- プロデューサー
REKISHI FLOW
- その他の楽器
REKISHI FLOW

REKISHI FLOW の“黒い波”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
Dawn of EDO
REKISHI FLOW
- 2
Alternate Attendance
REKISHI FLOW
- 3
Closed World
REKISHI FLOW
- 4
享保FLOW
REKISHI FLOW
- 5
白河の風
REKISHI FLOW
- ⚫︎
黒い波
REKISHI FLOW
- 7
Veil of Snow
REKISHI FLOW
- 8
REVOLUTION 1867
REKISHI FLOW
平和の裏で磨かれたリリック。
抑圧と美学が交差するフロウ。
低く鳴るビートが、沈黙の時代を揺らしていく。
イヤホン推奨
ドライブ用BGM、作業用BGM、ジム、トレーニングのおともにどうぞ。
アーティスト情報
REKISHI FLOW
「歴史をもっと面白く、もっとカッコよく。」をテーマに活動する音楽プロジェクト、REKISHI FLOW(レキシフロー)。 日本の歴史に残る偉人や出来事を、現代的なヒップホップビートに乗せて表現する独自のスタイルを展開。教科書の記述だけでは伝わらない歴史のドラマや哀愁、そして熱量を音楽として再構築している。歴史ファンはもちろん、Lo-Fi Hip Hopやビートミュージック好きの心にも響く、温故知新のサウンドスケープ。
REKISHI FLOWの他のリリース


