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存在感のある歌声を買われ、数多くのCMやコンピレーションアルバムで歌声を披露し、また「田村ゆかり」や「THE IDOL M@STER」「僕等がいた」など、アニメーションやゲームの世界でも様々なヒット曲を生み出してきた、シンガーソングライター大津美紀。 不安、悩み、葛藤など、どこか不器用な人間の感情を、真っ直ぐに描き出した本作品だが、"私はいつだって音楽で人をハグしたい"と彼女は言う。
サウンドプロデューサー難波正司率いるL.A.在住のミュージシャンらと共に作り上げられた、どこか懐かしくあたたかなアコースティックサウンドは、現代社会の中で懸命に生きる人たちの背中を、優しく押してくれるものとなるだろう。 CDジャケットを手がけたのは世界的に活躍するアートディレクター阿部行夫。異なる色彩を放つ猫の瞳の奥に、複雑に揺れ動く気持ちを垣間見ることができる。
千葉県出身シンガーソングライター 1997年に、あるデモテープがきっかけとなり「JR東海-詩仙堂-」のCMボーカリストとしてデビュー。これは海外でも高い評価を受け、「International Broadcasting Award」でファイナリストを受賞。その後も存在感のある歌声と類い稀なソングライティング力を買われ、40本以上のCM作品をはじめ、作詞家、作曲家、またシンガーとして、「僕等がいた」「さよなら絶望先生」「極上生徒会」など、数多くのアーティスト、アニメーション、ゲーム作品に楽曲を提供する。 2001年L.A.のミュージシャンら参加による「手のひらからこぼれる雨」「空に還そう」をリリース。そこにはアートディレクター阿部行夫によるジャケットが描き下ろされ、また、同時期に同氏が挿絵を手がけた詩集も発表された。 2006年には、人気コミック「僕等がいた」のTVアニメーション用挿入歌として「星を数えるよりも」を書き下ろし、海外のメディアでも注目を浴びる。2008年、デビューしてから長年親交があり2004年に亡くなった岡崎律子の全曲楽譜集の出版を監修。JASRAC管理下の全315曲を収録し、海外在住のファンからも大きな反響を生んだ。 その他、イラストレータータナベサオリやよしだまさひこなど様々なアーティストとのコラボレーション作品制作、ライブパフォーマンスなど、精力的に活動を続けている。 あたたかくも力強いメッセージを含んだ透明感のある歌声と、人の心の繊細さを見事に描き出した歌詞の世界、そしていつまでも耳に残るメロディーは、年代、性別を超え、多くの人の心を揺さぶり続けている。