

南風(はえ)に吹かれて やってきた見知らぬ街
地図にない店で 君が笑っていた
たわいない会話 重ねるたびに
戻れなくなる気がして 少しだけ怖かった
サンゴ色の包みに 小さな思いを詰めて
“こっちは大丈夫さ”って 嘘もついたけど
あなたが笑うなら それだけでいいの
手土産の奥に 涙をしまった
オキナワの空 いまも胸の中
離れても まだ 同じ風が吹いてる
忘れないよ 小さな浜辺で
ふたりで買ったネックレス まだ光ってる
地下鉄のざわめき 聞き慣れてしまったけど
ふとした瞬間に あの声が聞こえる
既読もないメッセージ 打っては消して
忙しさのせいにして 遠ざかっていく僕
空港のロビーで 手を振った最後の日
「またね」と言ったけど 本当は帰ってほしくない
波音にまぎれて 願いをそっと結んだ
ねぇ あの空の下で 私を思い出してる?
オキナワの空 いまも変わらない
星がふる夜は 思い出だけじゃ足りない
忘れないで ここにいることを
あなたの帰る場所が まだここにあるってこと
あのとき 強がって
あのとき 引き止めて
ちゃんと向き合えば
変われたかもしれないね
でも 今も 空だけは つながってる
オキナワの空 いまも見上げてる
遠く離れても 心は 消えないから
あなたの未来に 私がいなくても
せめて空だけは あの日のままで
- 作詞者
Junya
- 作曲者
Junya
- プロデューサー
Junya
- ボーカル
ラムダ

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風と空と君のこと
ラムダ
**『風と空と君のこと』**は、沖縄を去った彼と、島でそっと待ち続ける彼女の想いを描いた切ないバラードソングです。
明るい空と穏やかな波の風景の中で、ふたりの時間だけがゆっくりと遠ざかっていく――
あの日交わした言葉や、一緒に選んだネックレスの記憶が、風に乗って胸によみがえります。
去る側と、待つ側。
それぞれの視点から綴られた歌詞と、どこか懐かしいメロディが、「もう会えないかもしれないけれど、忘れたくない人がいる」という気持ちに静かに寄り添う一曲です。
アーティスト情報
ラムダ
ラムダは、AIと人間の境界線を軽やかに越える次世代シンガー。切なさと解放感が交差するエモーショナルな J-Pop/ロックを、息をするようなハイペースで発表している。作詞・作曲・プロデュースはクリエイター Junya と生成 AI の共作。未読無視の胸の痛みから夜空の花火の高揚まで、リアルな 10 代・20 代の日常をドラマティックに描き出す。「全点滅都市で、あなたの心だけは見失わせない」それがラムダの約束。
ラムダの他のリリース
Lambda Records



