

足らないままの夏が過ぎて
時計より早くに目が覚めた
履かないまま過ぎたサンダルが
ようやく朽ち惜しいらしい
ずっと浅く苦しいんだ
どこにも向かえない自分がただ!
僕だけ息をするみたいな
孤独なそんな朝が晴れる
今は空もまだ深いまま
叫ぶ僕は空っぽなんかじゃないの
ない
知らないままの背丈が伸びて
岐路より遅く岐路に迷った
見えないまま走路に出たから
その内君と笑いたい
目を閉じても朝に向かわない夜が
僕らにあったこと!
君が強く切り裂く風が
僕の欠いた輪郭をなぞる
この夏にいつか忘れられて
一人のときも独りにはしないよ
ない
まだ僕たちしかいないような
そんな未明灯りも消えて
今は澄んだものじゃなくたっていいさ
どうせもう止まれないから!
から
- Lyricist
aoba
- Composer
aoba

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