歌詞

取り上げられた使命

この鼓動尽きるまで

こじつけた無意味

焚べては影を伸ばす

指先まで真黒に

呪われた思惟

遺す影

吊すカミツレ

枯れないように

誰一人、血の通わない

シュプレヒコール

弾き出されてしまいそうだ

ブルーライトと月明かり

噛む爪先にやるせない愛の唄

断頭台のブロスフェル

約束の崩れ去る音

クリスタルに映る

私は何れ

"刹那生滅"

たとえ焼かれて灰になっても

朽ち果てても

忘れないでいたいの、君のこと

この温もりを忘れないで

"The night is yet to come"

例えば繋いだ伸びる二つ影や

ほとぼりも冷めない患った君が見せた

自嘲自傷に相応しくない

清廉に刻み付けた穢れ

より濃く皮膚の下に棲む

自己否定と稚拙の愛おしさだとか

抱き締めたまま

嗚呼

何処迄が運命で定められている

固定された結末に向かい

僕らはまた風の匂いを忘れる

永遠があるのなら

貴方を失うことも無かった

永遠があるのなら

世界から振り落とされずに笑えた？

なのなのなのな

作用、反作用

その矛盾を心と

呼んでしまった

ヒトの子、できそこない。

それでも温もりを求めてしまうのは

この体に流れる血が君と等しく温かいから

いつかは間違いじゃなかったと思える

思い出になれますように

たとえ焼かれて灰になっても

朽ち果てたとしても

忘れないでいたいよ、君のこと

その綻びも無くせないから

忘れてしまいたい

忘れてしまいたかったんだ

嗚呼、嗚呼、過ちを繰り、利、理、還す

嗚呼、嗚呼、過ちを繰り、離、裏、孵す

待ちぼうけの君に

居場所なんて無いよ

それでも、まだなお

生きていたいと？

炉を灯す最愛に

何の感情も適しはしない

ただ未来を生きて

言い訳は要らない

ごめんなさいなんて

言わなくていい

君だけが選べる

確かな魂の

輪郭を！

還る鎮魂歌

孵る心を

あの花に、花の名に

捧げ