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「すす色の魔球」は、自分自身を鼓舞しながら歩み続ける応援ソングです。
“すす色”は人生の困難や苦労を象徴し、誰もが抱える不安や葛藤を包み込みながら、それでも前へ進もうとする強さを描いています。
歌詞の中で印象的なのは、「今はまだバットにかすりもしないあの球を」という一節。
かつて届かなかった目標や夢を、諦めずに何度もスイングを重ねる姿が浮かびます。
やがてその思いは「逆さまのゴールを目指し」と変化し、人生の新しいステージへと踏み出す勇気へと昇華していきます。
Bメロでは「感情の出力が低い僕の生き方は正しいの?」と自問しながらも、
「柔らかな風を受け 空を舞うよ 僕らしく不器用でも」と続くことで、
どんなに不器用でも“自分らしく進むこと”への肯定が感じられます。
サビに登場する「ともに歩んでほしい あの坂を越えるために」「優しさに甘えたい 今夜はそばにいさせて」
「泥まみれのユニフォームで ドラマチックな物語を ともに歩んでほしい」
「君と見たい世界がある 幸せをスタンドへ運ぼう」といったフレーズは、
挑戦の歌でありながら温かく強い愛情が重なり、ラブソングとしても響きます。
サウンド面では、軽やかな8ビートに乗る透明感あるバンドアンサンブルが特徴です。
ギターのアルペジオが夏の夕暮れを思わせる余韻を生み、ベースは柔らかくも芯のあるグルーヴを支えます。
ドラムはリズミカルで前向きな推進力を生み、ピアノやシンセが繊細なきらめきを添えています。
女性ボーカルはクリアで優しく、時に力強く感情を乗せながら、曲全体に“希望の温度”を与えています。
全体として「すす色の魔球」は、挑戦し続ける強さと、支え合う優しさを併せ持つ楽曲です。
どんなに泥まみれでも、笑顔を失わずに前を向く──その瞬間の輝きを音と言葉で描いた、人生の応援歌です。
すまさ(SUMASA)です。作詞家 / ソングライターとしてオリジナルのJ-POPを制作・配信しています。80〜90年代のJ-POPに影響を受けながら、現代的なサウンドで歌詞とメロディを届けています。TuneCoreを通じてSpotify、Apple Music、YouTube Musicなど主要プラットフォームで配信中です。TuneCore Japan公式メディア『THE MAGAZINE』掲載。