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照りつける陽射しに、焼けた石畳。
夏の江戸を歩くのは、天秤棒を担いだひとりの冷や水売り。
「ひゃっこい、ひゃっこい。冷や水、いかがでござんす」
白玉を浮かべ、砂糖を少し。
町から町へ涼を売り歩きながら、毎日決まって立ち寄る路地がありやす。
そこにいるのは、団扇片手に笑うお前さん。
『ひゃっこい冷や水』は、江戸の夏の風物詩「冷や水売り」をテーマに描いた、三味線 × Detroit Trapのサマーソング。
冷たい水なら、いくらでも売れる。
けれど、お前さんを見るたび熱くなるこの胸だけは、どうにも冷やせやせん。
深く響く808と三味線のリズムに、売り声のような「ひゃっこい、ひゃっこい」のフックを重ね、江戸の町に流れる一瞬の涼と、言葉にできない恋心を描きやした。
一杯の冷や水に、ほんの少しの甘さを。
そして最後の一杯だけは――
お前さんのために、残しておきやしょう。
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。