「一緒に死のう」って、あなたが言ったから
黄泉の国まで来たのに
いつこの手を離したの? なぜ私ひとりぼっちなの?
こんな暗闇の中で 孤独は耐えられないわ
この世ばかりが世界じゃないと あなたはうそぶいてた
「後の世で一緒になろう」って 不変の愛を誓ったのに
松と棕櫚の相生の木 ここで交わした初めての口づけ
淡い黄花咲くころには 私だけ存在しない・・・
そばにいて 優しくして 手を握って どこまでも
そんな言葉なんていらない 今告げるのは 命返して!
はらり、襦袢の下の 艶やかな白い柔肌
ぬくもりで愛の証し 確かめ合ったのに
松と棕櫚の相生の木 ここで二人命果てたはずだわ
淡い黄花散りぬれば 私だけ存在しない・・・
抱いていて そばにいて 触れていて 燃えつきるほど
こんな愛情なんていらない 今告げるのは 肉体返して!
抱いていて そばにいて 触れていて いつまでも
あなたの背徳もう許さない 今告げるのは 心返して!
黒・柿・萌葱の定式幕 さっきまで見ていた心中芝居
あー、これは夢だったのね もう手を離さないでね
- 作詞
半世紀ガール碧穂
- 作曲
半世紀ガール碧穂
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半世紀ガール碧穂3枚目のアルバム。
空想好きな少女は、絵を描くことも文章を書くことも苦手で自己表現する術がないまま大人になった。ふとしたきっかけで曲作りを始めたのは五十路も過ぎた頃。音楽で自己表現出来ることを知った熟乙女は、蕾も付けずにいきなり開花。
そんな、音楽との出会いが生み出した奇跡に、観劇と美術鑑賞で培った感性で、絵を描くかのように音を創り上げた作品。それはまさに「音の万華鏡」というコンセプトに相応しく、誰も想像できない研ぎ澄まされた世界観を幾重にも鏡の中に映し出し、一枚のアルバムに閉じ込めた映像美である。
各楽曲の歌詞には、曲をイメージしたお花と花言葉が入っている。
アーティスト情報
半世紀ガール碧穂
50代から弾き語りを始めた半世紀ガール碧穂(あお)と申します。主婦なのに生活感のないキャラ。ミュージカルのような非日常的楽曲。癒しのハープヴォイスの持ち主。ときどき悪女なドスの効いた声も出す。鍵盤で弾き語り弾き演じる女。たまに着物パフォーマンスやお姫様。
半世紀ガール碧穂の他のリリース
AoShufu Label