Lyric

朝を待たず

花を咲かす

見失ないそうな日々の片隅に

互いを探す様に

相も変わらず

愛と解らず

あなたが照らす

この世界を私は歌う

何も奪わずに

誰も恨まずに

生きたいと願うには

僕らはまだ若すぎる

誰かの幸を

褪せた過ちを想い

涙を流すには

僕らは儚すぎる

掬い上げた匙の

上澄みの味を

まるで僕らの価値と

信じて疑わずに

生まれた街も

この旅の轍も

振り返ってしまいそう

だから何も持たずに

僕らは問う

紺碧の朝に目を覚ました意味を

夜を纏う

白皙の月に目を逸らした日々の中で

何かになりたかった少年は

夜中の公園に影を残し

波間に交わった共鳴が

谺する声に胎動して

時に人は彷徨い

人の狭間に酔い

彩りの無い世界に一人

痛み

あなたが照らしてくれてた光

それを愛と知る

きっと同じ朝はもう来ない

それでもまたあなたに会いたい

あなたが愛した

この世界を私は歌う

夜を急ぐ 人は孤独

行き先は皆違う方向

だからこそまた確かめ合う

いつかまたこの場所で会おう

それまでは行こう

どこまでも行こう

この先幾つもの夜を紡いで

歌を書こう 忘れないように

私にとってそんな歌が　あなたを照らす様に

同じ月を見てる