Lyric

まだスヤスヤ寝息を立てている

あたしが起きても気づかない

呑気な顔で寝言を言う

それどこの女の名前なの

まだ少し暗いキッチンで

1人あんたの朝ごはんを

作ってるあたしの毎日

変わり映えのしない朝

ねぇ 起きて朝ごはんだよ

あと5分…と言って起きないのも

いってきますのキスがないのも

もう随分慣れたよ

今日は燃えるゴミの日でしょ

せめてゴミくらい出していってよ

そうやってこの気持ちにフタするの

次のゴミの日までは我慢しよう

明日燃えないゴミの日だね

ゴミ出しといたよなんて 得意げに

そうやってあたしも捨てるんだね

次のゴミの日には絶対言おう

今度の休みは仕事になった

お決まりの文句も分かってる

ヘラヘラ笑ってご機嫌取る

あの女に会いに行くのね

まだ明るいリビングで

1人あんたの帰りを

待っているあたしの日々

変わってしまった夜

ねぇ まだかかる？ 何時帰り？

既読がつかないのはいつものこと

おかえりのハグなんてしたのは

もう随分前のことね

今日は燃えるゴミの日でしょ

最近は言わなくてもやるのね

会話しなくてもいい この関係

それがこんな悲しいのはなんで？

明日は燃えないゴミの日だね

あれ、これ捨てちゃうんだね？

前より何となく片付いた部屋に

気付かないふりで今日もいる

あたしは誰のものでもないし

あんたもあたしのものじゃない

だけど君が気持ちよくなれるなら

今日は君のになってもいいよ

なんて強がってみる

今日は燃えるゴミの日だね

部屋中のゴミをまとめていく

そうやってこの気持ちにフタするの

次のゴミの日はひとりぼっちだね

明日は燃えないゴミの日だね

あんたのものはもう残ってないよ

少しは家事を手伝ってあげてね

次は捨てないであげてね