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すべてがバグり、崩壊していく過程のなかにしか存在しない、究極の美。
謎に包まれたソロプロジェクト「//VEX//」が放つ、ファーストミニアルバム。本作『BEAUTIFUL_DECAY (美しいあやまち)』は、システムのエラーから生まれたサイバーメイドの自我が狂気に染まり、やがて完全なる虚無(NULL)へと行き着くまでの物語を描いた全4曲のコンセプトワークである。
鼓膜を激しく揺さぶる歪んだ重低音(トラップメタル)と、脳の処理速度をオーバーフローさせる超高速の変則ビート(ブレイクコア)が予測不能に交差するサウンドを展開。狂暴なデジタルノイズの背後で、冷たくも美しいピアノの旋律が孤独に響き渡る。
それはまるで、終わりの始まった世界で鳴り響く、ディストピアのサウンドトラック。
退廃的な「赤と黒」の世界観に深く沈み込み、激しさと切なさが臨界点突破で同居する「美しいあやまち」を、その脳に直接インストールせよ。
意味を削ぎ落とした無機質な造語を名に冠し、実験的なアプローチで脳の処理速度をオーバーフローさせる劇薬をドロップする。 そのサウンドの核にあるのは、鼓膜を物理的に破壊する重低音(歪んだ808ベース)と、限界突破したデジタルノイズが交差する「トラップメタル」。そこに、海外のアングラキッズを熱狂させる「ブレイクコア」の超高速かつカオスな変則ビートを融合。内省的で病み系なエモさと、剥き出しの破壊衝動が同居する唯一無二のディストピア・ミュージックを展開している。 鮮烈な「赤と黒」のビジュアルに象徴される退廃的なサイバーパンクの世界観、そして冷たい不協和音のなかに漂う美しい寂しさは、一度ハマれば抜け出せない中毒性を放つ。 終わりゆくデジタルの地獄から、システムをハックする暴動が今、始まる。