TWILIGHTのジャケット写真

歌詞

夏の塵

Gokuraku Virtual.

カーオーディオ流れる

あの古い曲

僕らは立ち止まる

何秒間

このままでいたい

立ち止まって

君の記憶の中に

残りたかった

消えてしまいそう

あの季節とともに

繰り返して

届くあの夏の映像

波の模様

それはこの心のいろ

君の目の中に映った

最後の僕はひどい顔

今となっては霞んでった記憶が

夏の塵となる

キラキラと舞ってる

砂のような

シャワーのような

塵を見てる

遠い岬の方

夕陽が傾いていく

誰もいない

海で星の夜を待つ

あの船の

スピードが眠気を誘う

社会の隅 遮断されてる

ここの世界はとても綺麗

幻のような あの短い季節が

夏の塵となる

君の目の中に映ってる

今の季節はどんな色?

幻のような あの短い季節が

夏の塵となる

  • 作詞者

    服部雄一, 中村 比呂人

  • 作曲者

    服部雄一, 中村 比呂人

  • プロデューサー

    服部雄一, 中村 比呂人

  • ソングライター

    服部雄一, 中村 比呂人

  • プログラミング

    服部雄一, 中村 比呂人

TWILIGHTのジャケット写真

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『TWILIGHT』は、眩しかった時間が過去へ変わる、その境目を描いた9曲のアルバム。夕暮れは昼の終わりでありながら、まだ闇ではない。別れた君、なくなった店、過ぎ去った夏、かつて平和だった世界。もう同じ場所へは戻れないと知りながら、光が残っているあいだ、その景色を見つめ続けている。

青い月の下で眠りに落ちる二人、花びらが渦を巻く黒い川、泉のほとりで空を見る君、ひとりで聴く深夜のラジオ、遠い岬に舞う夏の塵、野外パーティーのディスコボール、雨に沈む心、夕日に染まる18時のターミナル。歌詞の時計は午前10時から夕方、夜、真夜中までを行き来するが、どの景色にも、何かが消えてしまう直前の光が差している。

サウンドはエレクトロニック・ポップを軸に、ハウス、ディスコ、ラテンのリズム、ニューウェーブやダウンテンポまでを横断する。歌詞が過去を振り返る一方で、ビートは現在を前へ進み続ける。寂しさに沈み切らず、身体は踊り、風にシャツが揺れ、川面やディスコボールが光を返す。その明るさと切なさが同時に鳴っていることが、このアルバムの大きな特徴である。

ここで描かれる「TWILIGHT」は、単なる夕暮れではない。記憶と現在、幸福と喪失、光と闇、平和だった時間と不穏な今が重なる、どちらとも決められない時間である。「ただ見てる」と歌う視線も、何もしないという意味ではない。消えていく季節や人を、最後まで忘れずにいるための行為なのだ。

『TWILIGHT』は、失われた時間を美化するだけのアルバムではない。悲しい出来事や止まらない世界を見つめながら、それでも闇の記憶を飛び越え、もう一度眩しい季節に触れようとする。光が完全に消える前の一瞬を、音楽の中に残そうとしたアルバムである。

アーティスト情報

AFURI Musique

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