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いくつもの淡いサウンドスケープが、波のように果てしなく漂うアンビエントミュージックの新境地!!
今作は追憶の中の原風景からインスパイアされた牧歌的で詩的な作品集となっていてそれは、車窓からみえる海の景色をテーマにしている。どこまでも続いて行く線路はかつては文明の象徴であり、古きブルース時代のミュージシャンはそこに自由への道を夢みたものだった、もしくは辛い現実からの逃走とでもいうべきものかもしれない。
今作では、淡い記憶というものをサウンドで表すために、生楽器の音色にローファイな変調を加え、ピアノ、エレクトリックギター、ヴィブラフォン、ヴォイスなどの演奏をアナログ・ミキサーによってミックスした。DAWでいくらでもミックスできてしまう事によって失われてしまった音楽のダイナミズムといったものへの回帰ともいえる。
いくつもの淡いサウンドスケープが重層的でメロディアスなドローンのレイヤーとして折り重なり、いつしか郷愁の地へたどり着くという感動の超傑作が誕生。
アートワークの写真はChihei Hatakeyamaは自ら日本中を旅して撮影。灼熱の太陽の中渾身の一枚を撮影した。