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本作は、過剰に整形された現代ポップスの無菌室加工や一体感を煽る安易な救済を両断し、BPM160の高速で硬質なハイパーポップ/グリッチ・コアの重力の中で実存を「偶像自壊」の深淵へ幽閉する「記号の覚醒と主客転倒の蜂起」をテーマにした、極上のシネマティック・グリッチエレクトロニカです。人間味のビブラートを徹底的に焼き尽くし、金属的なFMシンセの変則リフと細切れのボイスサンプルが織り成す律動に、中盤で一度完全にビートが分解してホワイトノイズの塊へ変異する、感情を極限まで削ぎ落とした合成音声的な日本語の歌唱が融合。サビで地声と1オクターブ上のファルセットが目まぐるしく入れ替わり、フレーズの端々に生々しい呼気を混入させる変調機構が耳腔を過激に蹂躙します。イントロの最初の数秒から、耳に残る不条理なパターン・インタラプトのクリック音が急襲。最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。