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本作は、過剰に整形された王道ポップスの無菌室加工を両断し、高速な4つ打ちエレクトロの冷徹な律動と硬質なファルセットの重層によって実存を「偶像自壊」の深淵へ幽閉する「記号の覚醒と日常の不条理な肯定」をテーマにした、極上のシネマティック・エレクトロポップです。生楽器の温かみやエモーショナルな演出を徹底的に焼き尽くし、フィルターの開閉を繰り返す硬質なアナログシンセベースと、意図的にグリッチさせた乾いたスネアの律動に、感情の起伏を平熱の冷徹さの中に監禁した日本語調の英語歌唱が融合。サビでは息の成分を極限まで削ぎ落とした高音域の硬質なファルセットへ移行し、リズムを裏切る不条理なタイミングで「問いかけ」を挿入する変調機構が耳腔を過激に蹂躙します。イントロの最初の数秒から、耳に残るパターン・インタラプトのミニマルシンセが急襲。最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。