実際、雨はそんなに煌めいていないし、
大した事、閃いてもいないんだ。
ファインダー越しに脚色したって、
意味無いな。脳裏に着色しないで。
そういうものへの憧憬。
と手、届きます様にと少年。
聡明を、履き違えた僕の外郭を、
辿る、模る光景。
午後は微睡み。
窓の方を見ている視線の辺を模ろうとする。
記憶の奥の破片を拾って、
下辺を漂う様な白昼夢。
気怠げな映写機は、
確かな事は言わずに廻る。
ただ、僕のこと、映し取る程、
暇じゃないみたい。
世界は想像以上に複雑で、
思い、描いていて、凪いでいた。希望の帆。
其処で、欠いていた、割いていた、昨日と今日。
けれど、折角それが綺麗でも、
僕の言葉では足りない。
降り頻る、きらきら。屈み、折れる。
間、逸れる。鏡、割れる。
灯は束なって。
実際。雨はやっぱり煌びやかに視える。
消え行くから、光り方を模倣しよう。
サジェストに沿って游ぐ言葉の、
羅列を濁して、踊るオモチャ。
早朝4:00頃、陽光。
妄想よりも綺麗な構図を。
即興劇なんかよりも感じる侭に、
歌う、揺蕩うメロディ。
薄くなった色の部屋の中、
よく、よく眼を凝らして視てご覧。
空の色が差し込む。隙間から。
それが歪んだ世界の綺麗なもの。
世界は想像以上に複雑で、
思い、描いていて、凪いでいた。希望の帆。
其処で、欠いていた、割いていた、昨日と今日。
けれど、折角それが綺麗でも、
僕の言葉では足りない。
振り翳す、未来、今。歪み、曲がる。
謳い、捜す。使い、果たす。
舞台は幕を下ろす。
語り得ないものを、騙る為の沈黙が、
僕の孔だらけの肺胞を満たして行く。
溺れそうになって吐く泡が、恐らく、僕の過ごす街。
快晴、陽が降り注ぐ度、俯いて憂を守る。
「あの時の供述、表出した言葉。その後の事は、如何するの」?
「そんなの知りもしない。日々を嫌う、君の視ない、期待しない、未来次第」。
「後生大事に抱えていた、停滞していた世界観は」?
「いやそもそも、誰かの事なんか知らない」。
- 作詞
Yunoshin
- 作曲
Yunoshin
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- 1
Introduction #01
Yunoshin
- 2
Lights, Colors, New Worlds
Yunoshin
- 3
既視感の街並み
Yunoshin
- ⚫︎
Impression #01
Yunoshin
- 5
Outroduction #01
Yunoshin