スカイブラザーのジャケット写真

歌詞

ファミリーソング (feat. zoe)

METEOR, CHIN-HURTZ

TKYM!TKYM!これは合言葉!

知らなきゃやべー!

TKYM!TKYM!まるでモンスター!

テキーラじゃ負ける!

(チンハーツ)

家族の歌だと思うだろ?

違う!渋谷ファミリー育ちヤンチャボーズ

ジャンケンポン!遊んできた!

負けたらロンリコ飲んできた!

ベロベロでライブも悪くない

それをショウにしてまうのが売りでさ

メテチン放つイルマティック!

プロップスが上がっても下がらないレッツゴー!

(メテオ)

洋酒より炭酸割り甲類焼酎

一杯 二杯 三杯 四杯。今日のライブ絶対失敗

未だかつてどんなクソなライブしてもここじゃ評判落ちた事ない。

良いライブしてもみんな口硬いから

いつまでも誰にも知られない。

サビ)

ファミリーのイベントならちゃんとライブできなくても

これ以上評判下がる事ねえ。

逆に良いライブしてもみんな誰にも言わねえし

良い意味で変わらねえ。

(メテオ)

ここに居る奴らと昼間バーベキュー

必ずしないからと言って仲良くないわけじゃないぜ

15年くらい前から知っている奴上がる、人間ドラッグ。

居たら良いな。とりあえず話す、、

思い出話とかは一切しない。

今かかってる曲良いねとかしか。

(チンハーツ)

GIANTレペゼンYO!

奇数つき第4土曜にセイホー!

昔の空気!今と連動!結局

俺らのよりどころ!

ココだけで言えばそろそろレジェンド!

いやもうレジェンド!

ステージ立つだけでメロメロ!

いつまで経っても変わらない

メテオチンハーツゾエ止まらない!

サビ)

ファミリーのイベントならちゃんとライブできなくても

これ以上評判下がる事ねえ。

逆に良いライブしてもみんな誰にも言わねえし

良い意味で変わらねえ。

(チンハーツ)

ライブ中にも飲むぜセイ一気一気!

一気一気一気一気

ド派手に行くぜパーティー

思考回路は単純ダンシング!

盛り上げ徹するラップマシーン!

マイク持ったらいつもよりたくましい!

ここで育ったメンタルやばーい!

吐きまくってるけどハッピー!

(ゾエ)

今宵も独りで突撃潜入

じっと見てくるヤツ気持ち悪いなと思ったら高山

頭が狂ってる もち良い意味で

とりあえず酒飲め 駆け付け1杯2杯3杯俺の場合2万くらい使う

それ以外は高山に奢らせる 踊るフリをして酔い醒ます

つもりが酔いまくるショットガン

あぶねーヤツは出入り禁止にするぞ?

マジ高山がブチギレる

朝になりゃ築地に連れてかれ

多目的トイレでマグロの切り落としとレトルト飯で乾杯

今日も安泰渋谷ファミリー

サビ)

ファミリーのイベントならちゃんとライブできなくても

これ以上評判下がる事ねえ。

逆に良いライブしてもみんな誰にも言わねえし

良い意味で変わらねえ。

  • 作詞

    METEOR, CHIN-HURTZ, zoe

  • 作曲

    METEOR, CHIN-HURTZ, zoe, Arch Beats

スカイブラザーのジャケット写真

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スカイブラザー

METEOR, CHIN-HURTZ

  • 1

    GOD TAXI

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • ⚫︎

    ファミリーソング (feat. zoe)

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 3

    悪霊退治 PART.27 - コーヒーの悪霊 -

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 4

    悪霊退治 PART.28 - ピラミッド2 - (feat. Kentakku)

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 5

    昼飯はカレーとラーメンどっちにする?

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 6

    悪霊退治 PART.29 - 肉の悪霊 -

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 7

    悪霊退治 PART.30 - 魚の悪霊 - (feat. 丸省)

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 8

    米が欲しくなる (feat. NORMANDIE GANG BAND)

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 9

    悪霊退治 PART.31 - 恐竜時代の悪霊 -

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 10

    悪霊退治 PART.32 - ピラミッド3 - (feat. Kentakku)

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 11

    悪霊退治 PART.33 - レコーディングブースの悪霊 - (feat. Kentakku & DJ H!ROKi)

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 12

    寝まくる曲

    METEOR, CHIN-HURTZ

  • 13

    スカイブラザー (feat. Kentakku)

    METEOR, CHIN-HURTZ

(Recommend by DJ H!ROKi)

 前作「しかしあれだな」から僅か8ヶ月の短いスパンで、
METEOR & CHIN-HURTZ(以下メテチン)の通算4枚目となるフルアルバム「スカイブラザー」がリリースされた。
以前にも増して様々なイベントでライブ活動を展開している彼らの勢いそのままに、本作は幕を開ける。

 メテチンの作品ではもはやお馴染みのプロデューサー、ICE MINTが手掛ける”GOD TAXI”で新たなアルバムはスタートする。
重厚感がありながら夜の街を駆け抜けるような疾走感を備えたビートが、これから始まるアルバムへの期待感を煽る。
そこに抜群の情景描写力とユーモアが溢れるMETEORのラップが加わり、
バースが終わるとライブ会場で一緒に歌いたくなること間違いなしのリズミカルなフックへとなだれ込む。
アルバム開始からまだ2分足らずだが、早くもアルバムのハイライトを迎えたかのような盛り上がりを見せる。
続くCHIN-HURTZも、METEORとは一味違うオリジナリティ溢れるラップを持ち前の軽妙なタッチで繰り広げる。
まだ1曲目を終えた段階なのに、既にファンの期待を軽々と上回っている。

 続く2曲目"ファミリーソング"のビートを手掛けるのはArch Beats。
メテチン関連作品の常連であり、彼らの音楽活動を支える重要人物だ。
2000年代初頭の日本語ラップバブル期を彷彿とさせる、少しやんちゃな雰囲気のビートは、アルバム冒頭の高いテンションを受け継ぐだけに留まらず、リスナーを更に混沌とした世界観に引きずり込む役割を見事に果たしている。
そんなビートに呼応するように、主役の2人も1曲目からの勢いをキープし、
そしてフックでは本アルバムの中でも1、2を争うほどの破壊力のあるラインを繰り出す。
さらに終盤には盟友zoeが登場し、彼の武器である切れ味鋭いラップを披露する。
zoeの参加によって楽曲のタイトさが一段と増し、また愛に溢れたリリックが加わったことで素晴らしい「ファミリー・アンセム」となった。

 3曲目はメテチン名物の悪霊退治シリーズ第27弾となる”悪霊退治 PART.27 - コーヒーの悪霊 -“。
ビートは再びICE MINTだが、前の2曲とは打って変わって落ち着いた印象のメロウな楽曲で、フックではMETEORのリラックスした歌声が響き渡る。
タイプこそ違えど非常にキャッチーな楽曲が続き、序盤から一気に畳み掛ける展開にリスナーは圧倒されることだろう。
このアルバム前半の流れにこそ、いま現在の彼らの充実感と勢いが表れていると思う。

 そしてこの楽曲を皮切りに、アルバムは新たなテーマをリスナーに提示する。それは「食」だ。
ヒップホップでは自身の暮らしぶりやライフスタイルをリリックや楽曲の題材として扱うことは多いが、衣食住の中でも「食」に焦点を当てる楽曲は、「衣」と「住」をテーマとする楽曲に比べてはるかに少ないと思う。
しかし本作では、3曲目にコーヒー、5曲目にカレーとラーメン、6曲目に肉、7曲目に魚、そして8曲目には米と、食事をメインテーマとして掲げる楽曲が非常に多い。
敢えて「食」というテーマを取り上げる行為に対して、単なるユーモアだけでなく、日常生活の中での感覚や自由な発想を大切にするスタンスだったり、凝り固まったヒップホップのイメージを覆そうとするアティテュードが感じられる。
これらの楽曲において、まるで水を得た魚のように生き生きとラップしているのがMETEORだ。
どんなテーマでも様々な言葉をスムーズに紡いでいく。
これまでにも和菓子屋やお菓子のCMソングなどにも携わっているが、今回のアルバムからも、彼の食に対する強いこだわりを感じた。

 そんな「食」をテーマとした楽曲群の中でも一際輝きを放っているのが、ボーナストラックを含めるとアルバムのちょうど真ん中に位置する8曲目の”米が欲しくなる”だ。
Yasterizeが手掛けたアッパーなビートに乗せて、METEORとCHIN-HURTZが米への熱い想いを綴る。
NORMANDIE GANG BANDの2人を前面に押し出したフックも大変素晴らしく、何かのきっかけさえあればヒップホップの枠を超えてヒットしそうなポテンシャルを秘めている。
今までのメテチンの作品の中でも間違いなく最もキャッチーな楽曲だ。

 アルバム終盤にかけても個性的な楽曲が続くが、その中でもとくに12曲目”寝まくる曲”が素晴らしい。
旧友PIRAROCKによるビートは、寝転がりながらインストをずっと聴いていたいと思わせるほど最高に心地良く、2人がこのテーマを選ぶのも納得がいく。
リラックスしながらも小気味良いフック、楽曲全体を通じてのチリンな雰囲気などは、BUDDHA BRAND ”ブッダの休日”に通じるものがある。
今回のアルバムの中でもとくにお薦めしたい一曲だ。

駆け足での紹介となったが、今回のアルバムも聴きどころ満載だ。オリジナリティを追求しつつユーモアを忘れない彼らの世界観に多くの方が触れることを願う。

アーティスト情報

KLOVAL RECORDS

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