

Light became shadow
Shadow sought light
In the end, they return to Orion’s Promise
名もない空に はじまるモノガタリ
ひとつの光が ふたつに分かれ
ひとつは夢を ひとつは力
ごく自然に それは選ばれた
それは ひとつに還るため
同じミナモトに 還るため
時は流れて それに気づく
願いの形が 違うことに
護るための 強さと
癒すための 弱さと
信じる先が すれ違う
背けるように 闇夜が迫る
正義のもとに ツルギを掲げ
恐れのもとに タテで護る
やがて声は 沈黙に飲まれ
互いのやさしさは 行き場を失う
遠くに光る かつての瞳
いまはただ 狙いの先となる
アラソイのたびに 音は消え
互いの心に 答えはない
静かに闇だけが 広がってゆく
戦う意味にも 闇が広がる
静かに思い出す 心の底にある
忘れていた 光をもたらす
時は流れて 思い出す
音はなくとも 瞳が語る
離れていても 互いの光が
互いの願いであると 気づいた
言葉や姿も 知らず違っても
記憶の奥が 揺れて響き合う
光も闇も もとはひとつの輝き
そこに気づき 還ってゆく
違うままでも 似ていても
重なる願いが 音になり歌になり
それは 似て非なる
いまよりも 美しい光
それよりも 美しい光
No longer shadow
No longer light
Only one song remains: Orion’s Promise
- 作詞者
Tomokatsu
- 作曲者
Tomokatsu
- プロデューサー
Tomokatsu
- プログラミング
Tomokatsu

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オリオンの約束
Tomokatsu
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オリオンの約束 (EnglishCover)
Tomokatsu
「オリオンの約束」——分かたれた魂がふたたび響き合い、ひとつへ還ってゆく星々の叙事詩。
「オリオンの約束」は、光と闇という二極の体験を経て、本来の源へと還っていく魂の旅を描いた、静かで深い物語性をもつ楽曲です。名もなき空に生まれたふたつの光は、それぞれ夢と力を選び、やがて願いのすれ違いから争いを生み出します。しかしその戦いも、意味を失ったときに静かに終わりを迎え、心の奥に残された記憶がふたたび呼び覚まされていきます。
歌の中では、「正義のもとにツルギを掲げ」「恐れのもとにタテで護る」といった対立の象徴が描かれながらも、それは単なる敵対ではなく、深い祈りと理解への過程として表現されていきます。そして「違うままでも 似ていても」「重なる願いが 音になり歌になり」という言葉が示すように、ふたつの魂は、同じ源を思い出しながら、美しさを増してひとつへと還っていくのです。
タイトルの「オリオンの約束」には、もともと離れていたのではなく、思い出すことで再びひとつになれるという静かな確信が込められており、冒頭と終章で響く「Orion’s Promise」という言葉が、その誓いの美しさと永遠性を印象づけます。
この楽曲は、分離や葛藤を経験している人、過去の傷を抱えながらも歩もうとしている人にとって、心の奥に響く癒しと統合のメッセージとなるでしょう。「オリオンの約束」は、魂の記憶にそっと触れ、私たちが“違いのままにひとつである”という真実をやさしく思い出させてくれる歌です。