やあ オルター
こんなところにいたのかい
君のことだから
きっとひとり泣いていたんだろう
なあ 理由は聞かないけどさ
少しだけ僕の話を
聞いていてはくれないか
なあ オルター
こんな世界にどうして
生まれてしまったのか
考えてしまう日があるんだ
知れば知るほど
生きれば生きるほど
絶望ばかりと出逢うけれど
君とこうして話せた
死に損なったはずの昨日が
今の僕を生かしてる
そこに意味はなくとも
いずれ終わりはくるだろう
ねえ その日までは
くだらない幻に騙されていよう
ねえ オルター
なあ オルター
慰めに来たんじゃないんだぜ
君の痛みはきっと
僕のと似ているようで違う
でも君が俯くとなんでか
同じところが痛みだすのさ
何もできなくてごめんな
僕らが今日交わした言葉も
やがて灰になる頃
忘れてしまうだろうけど
君の歴史のどこかで
埃だらけの
ガラクタになっている
くらいが丁度いい
僕らがいなくなっても
世界は何ら変わりなく
小さな悲しみが咲いて
次第にそれも枯れるだろう
なあ 悲しいと思うかい
これは希望なんだよ
世界や誰かではなくて
君自身を生きられますように
なあ オルター
いつまでも待ってるから
君は君でいいんだぜ
またこうして話そう
さあ 時間だ 涙を拭いて
それぞれに行こうぜ
絶望と手を繋いで歩こうか
- 作詞
渡井 翔汰
- 作曲
渡井 翔汰
Varrentia の“オルター”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Dead End Holy Land
Varrentia
- 2
PALE BLUE DOT
Varrentia
- 3
RAINBOW'S END
Varrentia
- 4
Ordinaries
Varrentia
- 5
失楽園
Varrentia
- 6
アンブロイドの花束を
Varrentia
- 7
Piece of cake
Varrentia
- ⚫︎
オルター
Varrentia
渡井翔汰のソロプロジェクトVarrentiaの1st Album。前作"FRACTAL"から約1年半振りのフィジカル同時リリースとなる。今作は渡井の死生観を反映した歌詞世界を"死によって潰える聖なる国"を意味する重厚なタイトルで表現、冠しているが、その実これまで自身を形成してきたJ-ROCKと海外のオルタナポップに影響を受けた軽快な楽曲が多く収録されている。
戦争や暗殺、暗いニュースばかりが続いた2022年にかかれた"Ordinaries"や、音楽の元を離れてしまった友人に宛ててかかれた"オルター"、会場限定発売されていた"PALE BLUE DOT"などライブ定番曲をはじめ、退廃的な街を生きる二人を描いた"失楽園"、亡き大切な人に思い馳せる老人の物語"アンブロイドの花束を"など、新曲も含めた8曲入りのアルバムとなっている。
アーティスト情報
Varrentia
2021年6月に活動休止したロックバンドHalo at 四畳半のVo&Gt渡井翔汰によるソロプロジェクト"Varrentia"。アーティスト名の由来は物語を意味する"Narrative"のアナグラムとなっている。
Varrentiaの他のリリース
幻獣出版