ガラガラの商店街夜8時過ぎ
信号の点滅がやけに眩しい
昨日までの当たり前に風景を重ね
感情が込み上げシャッターを切った
いつ通ってもお客さん1人もいないのに
何十年も潰れない菓子屋さんは本日
腰のひん曲がったお婆ちゃんが張り紙
「ご愛顧有難うございました」
連日のニュースで人の減った街並み
「寂しいですね」とコメンテーターが
その一言が何かとてつも無く意地悪く
他人事に聞こえて寂しくなった
スーパーで店員さんに彼女がぶつかって
「大丈夫?」と彼女に彼氏が聞いた
一見すると凄く微笑ましい光景
でもやっぱり最初は「すみません」だろ
物事は多方面から見なきゃ怪我をする
「優しさ」の動詞は「与えた」じゃ無い
20時閉店のお店に18時頃から
長い行列が出来ていた
幼い子供がマスクを外して叫んだ
「ママ、アルコールここにあるよ」
別に何も悪い事はしていないけれど
無性に謝りたくなった
未来と過去を繋ぐものは現在しか無くて
それは歴史から見れば本当にちっぽけ
だけど生きているのはそんな一瞬だ
油断したら見逃すヒューマンドラマ
きっと数十年後の教科書には大きく
コロナウイルスについてのページが存在して
テストの虫食い問題「ソーシャル◯◯」
選択肢
1.ディスタンス
2.スタイル
3.ディスカッション
神社でおみくじを結んでいる男性
上へ上へと高く結ぶ
今ならその気持ちが痛い程に分かる
意地でも届けこの思いよ
ランチ営業を始めた昔のバイト先
テイクアウトを“便利”だけで片付けちゃ無愛想
いつも最後までいた常連のおっちゃん
「弁当じゃ女の子口説けないよ」
封鎖された駅前の喫煙所の横に
空き缶が灰皿になって置かれていて
きっと世間的には褒められた事じゃないけど
ほんの少し心が暖かくなる
無観客Liveフロアにカメラ1台
画面の向こうでは全国民が見てるつもりで
「WAKABAと申します」俺はまだここにいる
意地でも届けこの思いよ
聞こえるかコロナよ無数の鼓動が
足を前に進める行進の音色
今まさに小さな産声が上がり
その列の後方前向き歩く
全員の口元が見えるようになったら
無くなるものそれは小さい隙間
春を待った蕾達が一斉に咲いて
「自粛明け」の光景を連想させる
スーパーで◯◯産の食材を見る度
その県に住む友達を思うようになった
皿は旅をする時を軽く越える
状況は違えど互い重なる
2枚目のアルバムが出せる事はあの日
書いた歌詞に胸を張って嘘じゃ無いと言える
失った時間を戻すことは出来ない
これからを生きる命の叫び
- Lyricist
EITO
- Composer
HIRATE MARINO
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- ⚫︎
Beat
WAKABA
- 2
Kami ichi mai
WAKABA
- 3
TOKYO
WAKABA
- 4
One more friend
WAKABA
- 5
syounenyo
WAKABA
- 6
22
WAKABA
- 7
Senkou Koukou
WAKABA
- 8
Tanka
WAKABA
- 9
Clothes hanger
WAKABA
- 10
HDB
WAKABA
- 11
204
WAKABA
- 12
Fight
WAKABA
- 13
Phono equalizer
WAKABA
- 14
Omiyage
WAKABA
Artist Profile
WAKABA
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