MeguruUta Front Cover

くだらない事してさ笑って

何も気にせず揺られたい

ただ身寄せ合って繋がって

ふざけれりゃそれだけでいい

暗闇も時が連れ去って

別の朝をくれるから

楽しみなら今とっといて

いずれまた会おう また遊ぼう

回る皿は止まり明かり灯るモーニング

終わり際に誰か出すテキーラとかはもういい

今日も家は遠い まぁでもさいつも通り

明日になればまた忘れてるのさ嘘のように

弾けていくまるで泡のように毎回

記憶すらも曖昧なのに謎に全てハイライト

青い空に乾杯 白い目したサンシャインが

見つめてるが終わんないワンナイト

思い返しゃただ無様に朽ち果てたミチバタ

千鳥足で向かう先はラーキンに富士そば

徐々に皆普段に戻りいつのまにかばらばら

電車に揺られ油断すれば行き止まりの小田原

また散らばる各地 いつの日かのワンシーン

遊び足りない岸さんからは無数の着信

時にルーズで時に起こすムーヴメント

あの曲みたく たまにはこうして

くだらない事してさ笑って

何も気にせず揺られたい

ただ身寄せ合って繋がって

ふざけれりゃそれだけでいい

暗闇も時が連れ去って

別の朝をくれるから

楽しみなら今とっといて

いずれまた会おう また遊ぼう

たまに懐かしむあの町 あの時代や友達

今もつるむ仲間達に世話になった人達

歳を重ね俺達 いつのまにか大人に

時の流れってのはいつも無情な程にオートマチック

まだ地球は転がり 続くこの物語

同じ日は二度とない 誰も知らないこの先

できない上手く言葉に だから乗せるこの波

でもあなたがこの場に今いない事がもどかしい

ねぇそちらのその後の調子はどう?

こちらといえばまぁ 相変わらずといえばそう

そういや2017 一人増えた牛山

最後落ちた線香花火 四月桜雪が舞う

今もなお浮かぶ顔 言ってやりてぇ馬鹿野郎

って奴もいるよ だけどきっといつか皆同じ場所

いない代わりなど だから言うよ「ありがとう」

いずれまたどこかで会いましょう

くだらない事してさ笑って

何も気にせず揺られたい

ただ身寄せ合って繋がって

ふざけれりゃそれだけでいい

暗闇も時が連れ去って

別の朝をくれるから

楽しみなら今とっといて

いずれまた会おう また遊ぼう

  • Lyricist

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • Composer

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

MeguruUta Front Cover

Listen to MataAsobou by WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

Streaming / Download

  • 1

    MeguruUta Intro

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 2

    Aizuchi

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 3

    New Verse

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 4

    TSUMAMI (feat. HI-KING TAKASE & GAPPER)

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 5

    Sagami-Ono Sta. (2020)

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 6

    ItsukanoFutari (feat. BOO)

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 7

    Act Like You Drunk

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 8

    SeishunNoHibi ~Itatteru~

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 9

    DARE (feat. HUNGER & Pocyomkin)

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 10

    SouJun

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • ⚫︎

    MataAsobou

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 12

    IVANterlude

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 13

    ChoushiDou?

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

  • 14

    Born Again

    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

WATTとの出会いは恐らく2006年辺り。
彼は当時2MCの「韻部」として活動しており、
「Mu-Sick」なるそれはもう筆者にとっては相当なクラシックを作り出した天賦の才持つ若者だった。

そんな彼のNew Album「めぐるうた」が2021年に到着。
2015年の前作「栞」を更に凌駕する彼の突出したBeat,Rap,Melodyセンスが多分に収められている。
14曲それぞれが無限に輝きつつ、着地点は1つのテーマで繋がるアルバムだ。

これまで積み上げてきた彼のキャリアも大いに語りたいところだが、
ここでは飽くまで本作に絞り、その突出したセンスをひとつまみしてみよう。

「相槌」でのDilla,Commonへの敬愛で見せる根っから一途なB-Boyイズム、
どこまででも突き抜ける堪らない爽快感にBOO氏の歌声でその力を増す「いつかの二人」、
既出シングルで十八番と言えよう本作屈指のバンギンチューン「DARE (feat. HUNGER & ポチョムキン)」、
同じく既出シングル、HipHopブルースとでも呼びたくなってしまう気だるいトラックに哀愁漂うサビが印象的な「また遊ぼう」、
ラストチューンに相応しいホーン・メロディ・リリックが狂おしい三つ巴の様相を見せ、ふと頬を濡らすであろう「Born Again」。

日毎夜毎、己のBeatとリリックに一喜一憂し、
クラブで気の知れた仲間たちと乾杯を繰り返し朝を迎え、
愛しい我が子の笑顔に万感の思いを馳せる。
等身大のWATTのストリートライフが十二分に伝播される作品だ。

R&Bには「変わりゆく、変わらないもの」なんて言葉があったりするのだけど、
WATTは今作でHipHopを「輪廻」と提唱して魅せた。
寄せては返す波の音。
出会いと別れ。
家族の死があり、家族の新たな生命を授かる。
Beatを切り刻み、新たなLoopを創作する。
自分とはいかに?
自問自答の繰り返し。

数を積み重ね、時を経たからこそ自然で無垢に吐露された「めぐるうた」。
ああ、僕も君も至ったもんだ、ねぇWATT??

(Text by RYJZ1)

Artist Profile

  • WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERU

    東京生まれ長野育ち、現在は神奈川を拠点に活動するMCでありBeatMaker。 2000年頃よりkamuriとのHipHopグループ"韻部"を結成し活動後、2009年よりソロ活動を開始。 日本を代表するMCの一人であるNORIKIYOにその才能を認められ、YUKICHI RECORDSと契約し2枚のアルバムをリリース。 独自のサンプリングセンスが際立つMPCを駆使したビートメイクと、淀みのないフロウで聴かせる自然体のラップスタイル、時に聴く者の心を揺さぶるメロディーメイカーとしての一面も持ち、マニアックさと大衆性を絶妙なバランスで共存させた作品を生み出している。 自身の作品の他にも様々なアーティスト・企業への楽曲提供/リミックス/客演で活動の幅を広げている(NORIKIYO,BASI,BES,DJ Deckstream,サイプレス上野とロベルト吉野,hokuto,Red Bull 64 Bars,Abema TVなど)。 2021年12月には6年ぶりとなるニューアルバム「めぐるうた」をリリース。

    Artist page


    WATT a.k.a. YOTTERUBUTTERUの他のリリース

USHIYAMA KIKAKU

"